ルンバを購入して2〜3年使い続けると、ルンバの動きって悪くなってきませんか?
「最近、ルンバを動かしてもすぐに止まっちゃうなー」とか「すぐにホームベースへ戻って充電しているなー」なんて思ったら、ルンバのバッテリー交換を検討してみてください。
ルンバのバッテリーには寿命があり、寿命はバッテリーの種類によって違います。
2015年以降に発売されたルンバは、「リチウムイオンバッテリー」というバッテリーを搭載しており、寿命は6年もあります。
しかし、それよりも古いルンバだと寿命が3年や1.5年のバッテリーを搭載しているものもあります。そのバッテリーの場合、購入時期によってはバッテリーの寿命が来ていて、バッテリーを交換する必要があります。
で、いざ交換!と思い立ってルンバのバッテリーで検索すると。。。
なんと、ルンバの純正バッテリーは1万円以上するんですよね〜!!!
「おっと、そんなするんかい!」と思われた方。ぜひ、純正バッテリーではなく、互換バッテリーを検討してみてください。
互換バッテリーとは、ルンバを製造したiRobot社以外の会社が作っているバッテリーのことです。ただ、それだけ聞くと「本当に大丈夫?ルンバは動くの?壊れないの?」というあたりが気になると思います。
そこで今回は
- 今、使っているルンバのバッテリーが寿命かを確認する方法
- 互換バッテリーとは?純正バッテリーとの違いは?
- 互換バッテリーがおすすめの理由は?
- 互換バッテリーの選び方は?購入時のポイントは?
- バッテリーの交換方法
についてご紹介します。
私も互換バッテリーを購入して、ルンバを動かしています。互換バッテリーを使って、約2年が経っていますが、ルンバが故障したとかこともなく、純正バッテリーと変わりなく使えています。
この記事がルンバのバッテリー交換で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ちなみに、「バッテリーの寿命が来ていないけど、吸引力が落ちたかも」と思う方は、「ルンバの分解掃除」も検討してみてください。
ルンバの分解掃除は以下の記事を参考にしてみてください。
参考 ルンバを自分で分解掃除して吸引力が完全復活!掃除方法と準備するものまとめ
今、使っているルンバのバッテリーが寿命かを確認する方法
ルンバに搭載されているバッテリーは3種類
ルンバにあらかじめ搭載されているバッテリーは3種類あります。そして、種類ごとにそれぞれ寿命が異なります。
- 約6年 :リチウムイオンバッテリー
- 約3年 :Xlifeバッテリー
- 約1.5年:ニッケル水素バッテリー
リチウムイオンバッテリー
出典 ルンバ
リチウムイオンバッテリーは、大体2015年以降に販売されたルンバに搭載されているものです。寿命が6年ですので、まだバッテリー交換で悩む時期ではないと思います。
- リチウムイオンバッテリーが搭載されたルンバの型番
- 980,960
- 890,885,876,875
- 690,680,643,641
Xlifeバッテリー
出典 ルンバ
Xlifeバッテリーは、大体2014年以降に発売されたルンバに搭載されております。寿命が3年ですので、購入時期によってはそろそろバッテリーの寿命が来ている可能性があります。
- Xlifeバッテリーが搭載されたルンバの型番
- 880,871,870
- 654,628,622,621
このXlifeバッテリーは、ニッケル水素バッテリーの改良版であり、ニッケル水素バッテリーと互換性があります。
そのため、ニッケル水素バッテリーを搭載していたルンバには、このXlifeバッテリーを使用することができます。
ニッケル水素バッテリー
ニッケル水素バッテリーは、大体2013年以前に発売されたルンバに搭載されています。寿命は1.5年ですので、今でもこのバッテリーを使っている場合は、ほとんどのケースで買い替え時を迎えていると思います。
- ニッケル水素バッテリーが搭載されたルンバの型番
- 780,770,760
- 631,630,629,628,627,626,625,624,623,620
- 537,527
この「ニッケル水素バッテリー」は現在iRobotの公式HPでは販売されていません。そこで、「ニッケル水素バッテリー」を搭載したルンバの場合は、ニッケル水素バッテリーの改良版である「Xlifeバッテリー」を選ぶ必要があります。
ルンバの型番(シリーズ)の確認方法
ルンバの型番(シリーズ)はルンバの裏に書かれてます。ひっくり返して裏面で確認してくあさい。
上記以外の方法だと、ルンバをいつ購入したかで大体の型番がわかります。
こちらのサイトに2011年度なら700シリーズ、2014年度は800シリーズなどのルンバの生産年が記載されています。参考にしてください。
今、使っているルンバがどのバッテリーで、いつから使い始めたかについて確認してみてください。
参考 【保存版】ルンバの安い互換バッテリーの選び方と交換手順
互換バッテリーとは?
ルンバのバッテリーには、ルンバを製造しているiRobot社が作った純正バッテリーに対して、iRobot社とは別の会社が作った互換バッテリーがあります。
互換バッテリーは様々な会社から販売されている
互換バッテリーとは、ルンバを製造したiRobot社以外の会社が作っているバッテリーのことです。様々な会社が販売していて、種類が豊富で、バッテリーによって適合機種もバラバラです。
ただ、販売されているほとんどのバッテリーが「Xlifeバッテリーの互換バッテリー」です。
リチウムイオンの互換バッテリーもあるようですが、「動作不良あり」というレビューがちらほらあるので、まだ避けた方が良さそうです。
互換バッテリーがおすすめの理由
私が互換バッテリーをおすすめする理由は以下2つです。
- 純正よりも割安である
- 純正よりもバッテリー容量が大きい(稼働時間が約20分長い)
ルンバ純正のXlifeバッテリーは10,000円です。それに対して、Xlifeの互換バッテリーは約3,000〜4,000円で購入可能です。
また、純正のバッテリー容量は3,000Ahですが、互換バッテリーは3,500Ahです。500Ah程度の違いですが、稼働時間は約20分も変わってきます。
互換バッテリーの選び方
互換バッテリーを選ぶ基準
互換バッテリーはかなり種類が多いので注意が必要です。そこで、私が選んだ基準についてご紹介します。
- 自宅のルンバの適合機種である
- Xlifeバッテリーの互換バッテリーである
- 保証期間が1年である ポイント!!
特に大事なのは「保証期間が1年であること」です。
互換バッテリーでも、商品によっては3ヶ月で動かなくなるものもあるそうです。しかし、保証期間が1年となっている商品であれば、もしものことがあっても保証されるので安心です。
おすすめの互換バッテリー
上記の基準を踏まえて、私のおすすめはOrange Lineという会社が販売している互換バッテリーです。
こんなバッテリーです。
この互換バッテリーは500、600、700、800シリーズに対応しており、1年間の保証つきです。
また、amazonでのレビュー件数も多く、レビュー評価も高いです。
我が家もこのOrange Lineの互換バッテリーで動作させています。ほぼ毎日利用して、約2年が経ちましたが、未だに元気に動いてくれています。
故障や相性のリスクを考えると純正バッテリー
バッテリーが液漏れすると、ルンバ本体が故障してしまいます。
液漏れで本体が故障した場合、「純正バッテリーならルンバ本体の保証あり」、「互換バッテリーならルンバ本体の保証なし」となるようです。
参考 ルンバのバッテリーで純正と非純正の違いについて|どっちが良いの?
確かに、バッテリーのせいでルンバ本体が壊れたらとんでもない損失です。バッテリーをケチっている場合ではなくなります。笑
液漏れのようなルンバ自体の故障リスクであったり、互換性バッテリーがうまく動かないなどのバッテリーによる故障リスクを考えるなら純正バッテリーがおすすめです。
ちなみにAmazonでも純正バッテリーが購入できるようです。
ルンバのバッテリー交換方法
ルンバのバッテリーは、ルンバの裏側から取り出します。ネジを外すため、プラスドライバーが必要です。
ネジの外す場所や本数はルンバのシリーズによって異なるため、シリーズごとに交換方法をご紹介します。
700/800/900シリーズの場合
700/800/900シリーズの場合、外すネジは2本だけです。ルンバ裏側の上部に付いています。
カバーを外したらバッテリーに付いているテープを引っ張れば簡単に取り出せます。
公式サイトの「ルンバ 700、800、900 シリーズのバッテリー交換」では、動画付きでバッテリー交換方法が紹介されています。参考にしてください。
500/600シリーズの場合
500/600シリーズの場合は外すネジが4本です。
4本のうち1本はエッジクリーニングブラシの中心にあるネジとなります。ネジを外した後はエッジクリーニングブラシも外し必要があります。
バッテリーの外し方は700以降のシリーズと同じで、バッテリーに付いているテープを引っ張るだけです。
公式サイトの「ルンバ500/600シリーズのバッテリーの交換」では、動画付きでバッテリー交換方法が紹介されています。参考にしてください。
交換後のバッテリーはリサイクルが必要
交換した後のはルンバのバッテリーは廃棄ではなく、リサイクルが必要です。
ビニールテープやセロハンテープなどをバッテリーの端子部分に貼って絶縁処理した後、リサイクルしてくれるお店に持って行ってください。
リサイクルしてくれるお店は、JBRCホームページの「リサイクル協力店検索」で探すことが可能です。
ルンバのバッテリーのリサイクル方法の詳細は「ルンバのバッテリーは廃棄ではなく、リサイクル!リサイクル方法まとめ」でまとめています。
まとめ
ルンバのバッテリー交換についてまとめてみました。
私のおすすめは「安くて稼働時間も長い互換バッテリー」です。実際に私も互換バッテリーでルンバを動かしています。
互換バッテリーを選ぶ場合は以下3つのポイントを意識してください。
- 自宅のルンバの適合機種とあっている
- Xlifeバッテリーの互換バッテリーである(寿命が3年)
- 保証期間が1年となっている
ただ、バッテリーの液漏れなどのバッテリーによる故障リスクを考えるなら純正バッテリーがおすすめです。
ルンバのバッテリー交換を検討している方の参考になれば幸いです。
ちなみに、我が家ではルンバに加えて、水拭きロボット「ブラーバ 」も使っています。こちらも参考にしてみてください。
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