以前、麻布テーラーでスーツを作ってかなり良い感じに仕上げてもらったので、「Yシャツも麻布テーラーで作ろう」と思っていました。
そんな時に麻布テーラーからパターンオーダーシャツのフェアの案内がありましたので、早速作ってきました。
今回フェアでオーダーシャツを作った経験から「どんな流れで作るのか」と「オーダーシャツフェアで失敗しないために気をつける3つのこと」について私なりの考えをご紹介したいと思います。
パターンオーダーシャツフェアとは
パターンオーダーシャツフェアとは、麻布テーラーで年2回実施しており、オーダーのYシャツ2枚を16,000円で作ることができます。
このパターンオーダーシャツフェアは麻布テーラー唯一のセールであり、18日間の短い期間で約15,000枚の注文があり、大人気フェアなのです。
そんな大人気のパターンオーダーシャツフェアはどんな流れでシャツを作るのかについてご紹介します。
オーダーの流れ
1.生地を選ぶ
2.シャツのボディタイプを選ぶ
3.襟、袖とポケットを選ぶ
4.採寸する
1.生地を選ぶ
出典:http://www.azabutailor.com/
まずはシャツの生地を2枚選びます。かなりの数の生地があるため、どれを選ぶか非常に迷ってしまいます。事前に青系にするとか、チェックの柄にする等、作りたいシャツのイメージを考えておいた方がよいです。
店員さんに聞いたのですが、生地の中には風合いや肌ざわりが非常に良い「100番手双糸」や「120番手双糸」などもあるそうです。通常時では1枚あたり9,000円〜12,000円程度する生地だそうです。
ちなみに、番手とは「生地のもととなる「糸」の太さをあらわす数字(単位)」のことで、双糸とはシャツ生地に使用する糸について、2本の糸をより合わせて1本の糸にしたことを指します。
2.シャツのボディタイプを選ぶ
続いてシャツのボディタイプを6つのパターンから選びます。
この6パターンは、ゆったりタイプから細いタイプのデザインで6段階あると思ってもらえれば、わかりやすいと思います。
店員さんから話を聞いたところによると、「EURO STYLE」もしくは「DARTS STYLE」の2つが無難で人気とのことで、私は「DARTS STYLE」にしました。
3.襟、袖、ポケットを選ぶ
出典:http://www.azabutailor.com/
襟のタイプは全部で46種類あります。これも店に着いてから考えるだと、かなりの時間を要してしまいます。せめて、ボタンダウン(ボタン付きの襟)にするとかぐらいは決めておいた方が良いです。
また、ポケットや袖についてはよほどのこだわりがない限りは、店員さんのお勧めする形もしくは普通のものを選んだ方がよいと思います。
ちなみに、襟や襟、ポケットの選び方については詳しく知りたいという方はこちらの記事が参考になると思います。
4.採寸する
そして、最後に採寸してもらいます。
麻布テーラーでオーダーシャツを作る最大のメリットはこの採寸だと思います。店員さんの手際の良さや客の好みを意識したアドバイス等々、今回オーダーシャツを作って改めて、そう思いました。
やはり接客が良いお店は長く愛されるお店だなと思います。
オーダーシャツフェアで失敗しないために気をつける3つのこと
通常時とパターンオーダーシャツフェアの違いを理解する
出典:http://www.azabutailor.com/order/shirt/
麻布テーラーでは通常時はオーダーシャツが1枚7,000円ですが、オーダーシャツフェアの場合は2枚で16,000円(1枚あたり8,000円)です。
1枚あたり1,000円も高くて2枚からしか作れないのに、パターンオーダーシャツフェアが人気の理由は生地です。
先ほども書いた通りパターンオーダーシャツフェアには「100番手双糸」や「120番手双糸」など、通常時では9,000円〜12,000円程度する高級生地も混ざっています。もちろん、値段は8,000円です。
そう考えると、1枚あたり8,000円はかなりお得というわけです。
ただ、生地に対してあまりこだわりがなく、オーダーシャツが初めてという方は通常時で試しに作ってみるのが良いかもしれません。
出来上がる70日後の季節を意識する
このパターンオーダーシャツフェアでは出来上がるまでに70日かかります。2ヶ月というと、7月中旬に注文しても、出来上がるのは9月末です。
つまり、初夏の時期にシャツを作りにいきますが、シャツが出来るのは秋なので季節感を意識して注文する必要があります。
ちなみに、通常時の場合は約3週間後に出来るそうですので、70日はさすがに、、、と思う方は通常時のオーダーシャツの方が良いかもしれません。
生地をしっかり確認して、シャツをイメージする
パターンオーダーシャツフェアでは何よりも生地選びに時間をかけてください。
麻布テーラーでは生地が選びやすいように、シャツ生地を1着仕立てるのに必要な長さにカットした現物生地が置かれています。
そのため、シャツの出来上がりがイメージしやすいです。
出典:http://www.azabutailor.com/
実際にジャケットやパンツと合わせて、イメージするのアリだと思います。せっかく生地にこだわるパターンオーダーシャツフェアなので、生地選びには失敗したくないですよね。
なお、通常はオーダースーツなどと同じように、「バンチ」と呼ばれる服地見本等から選ぶことになっています。
この生地を選ぶという点からも通常時よりもパターンオーダーシャツフェアの方が良いですね。
出典:http://www.azabutailor.com/
まとめ
今回、パターンオーダシャツフェアでシャツを作ってきました。通常時よりも生地が選びやすく、良い生地があるというのがこのフェアの特徴だと思います。
私自身は生地にこだわっても良いかなと思ったので、このフェアでシャツを作りましたが、生地にそこまでこだわりはないけど、シャツはオーダーが良い!シルエットが大事!という方は通常時にオーダーすることでも良いかもしれません。
フェアで唯一、不満だったのは70日後に出来上がるのはさすがにちょっと遅いなーと思いました。笑
でも、相変わらず麻布テーラーの店員さんの接客態度、対応は素晴らしいものでしたので、その辺も含めて大満足です。

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