Simplicityのインストールが終わって、「さー、カスタマイズをしよう」と思っている方もいらっしゃると思いますが、子テーマのインストールは終わっていますか?
Simplicityに限らずですが、ブログをカスタマイズするなら子テーマをインストールした方がよいです。その理由は「ブログのテーマがバージョンアップすると、カスタマイズした内容が消えてしまうから」です。
「カスタマイズ内容が消えるってどういうこと?」、「そもそも子テーマって何?」という点についてご説明したいと思います。
子テーマとは
まず、WordPressには「Simplicity」や「Stinger5」などのようにテーマと呼ばれるものがあります。テーマには親テーマと子テーマがあります。まずはそれらの関係をご説明します。
親テーマと子テーマの関係
Wordpresにインストールしたテーマに対して子テーマをインストールすると、上記のように親テーマと子テーマが存在することになります。
親テーマと子テーマの関係は、子テーマでカスタマイズした内容は親テーマよりも優先して反映されます。そして、子テーマでカスタマイズした内容以外は全て親テーマの内容が反映されます。
つまり、基本的には親テーマの内容が反映されるのですが、子テーマで何かカスタマイズを行うと、親テーマの内容ではなく、子テーマの内容が反映されているというわけです。
親テーマだけだと何が悪いの?
親テーマだけでサイトのカスタマイズは行わない方がよいです。なぜかというと、SimplicityなどのようにWordPressのテーマは日々バージョンアップされ、テーマの最新バージョンを適用するとカスタマイズ内容が消えてしまうからです。
もう少し具体的に言うと、例えば自分が今、Simplicity(2.2)のテーマを利用し、親テーマのみをカスタマイズしていたとします。その状態で、Simplicity(2.2)のテーマにバグが発見され、Simplicity(2.3)が公開されたとします。
この時、Simplicity(2.3)の最新バージョンを適用すると、Simplicity(2.2)でカスタマイズしていた内容が消えてしまうということです。
もし、Simplicity(2.2)を利用している時に子テーマを設定して子テーマをカスタマイズしておけば、Simplicity(2.3)が公開されても親テーマだけバージョンアップすることで、子テーマのカスタマイズ内容は消えないというわけです。
そのため、ブログをカスタマイズする場合は子テーマを設定することをおすすめします。
子テーマの設定方法
ここからは子テーマの設定方法を見ていきたいと思います。
テーマが「Simplicity」の場合、子テーマが既に用意されています。こちらの本家サイトを参考に子テーマのインストールを実施してください。

なお、WordPressテーマ「Stinger」のテーマでも子テーマが用意されています。Stingerをお使いの方はこちらの本家サイトを参考にしてください。
どちらのテーマを使っている場合でもインストール後は必ず、子テーマを有効化してください。そうしないと、せっかく子テーマをカスタマイズしても、サイトに反映されないためご注意ください。
カスタマイズが反映されない場合の対処方法
子テーマをカスタマイズしても反映されないことがあると思います。その時に確認すること/対象方法についてまとめてみました。
ブラウザのキャッシュを消してみる
「子テーマをカスタマイズしたのに設定が反映されない!」となった時は、一番可能性が高いのがこのブラウザのキャッシュです。
ブラウザに古いcssのキャッシュが残ったままになっているとサイトを開いて反映がされないため、消去する必要があります。
消去方法はFireFoxやChromeなど、ブラウザによって異なりますので、お使いのブラウザにあわせて実施してください。ちなみにmacでsafariをお使いの方は以下のキャッシュ削除方法の記事を参考にしてください。

子テーマが有効化になっているか確認する
「子テーマのインストールはしたけど、有効化していなくて反映されていなかった」なんてこともあると思います。
親のテーマではなく、子テーマを有効化しておく必要がありますのでご注意ください。管理メニューの「外観」→「テーマ」から子テーマを有効化してください。
まとめ
ブログをカスタマイズするなら、子テーマを設定した方が良いです。
また、SimplicityやStingerのような代表的なテーマでは、本家サイトで子テーマのダウンロードが出来ます。そちらを活用するようにしてください。
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