東京ー大阪間の新幹線を利用する4種類の方法「エクスプレス予約」、「プラスEX」、「ぷらっとこだま」、「金券ショップ」について比較しました。
比較の軸は「料金」、「予約(チケット)の取りやすさ」、「その他の特典」の3つとして、比較した結果、エクスプレス予約が一番おすすめです。他の方法と比べて、料金が安く、予約も取りやすいです。
今回は4種類の方法のご紹介とエクスプレス予約がおすすめの理由についてご紹介します。
新幹線で東京ー大阪間を移動する4種類の方法
新幹線で東京ー大阪間を移動する方法は以下4種類あります。
- エクスプレス予約(JR東海のサービス)
- プラスEX(JR東海のサービス)
- ぷらっとこだま(JR東海ツアーズのサービス)
- 金券ショップ(チケットショップ)
4種類の移動方法を比較する軸
比較する軸は以下3種類です。
- 料金
- 予約(チケット)の取りやすさ
- その他の特典
料金は当然ですよね(笑)。
予約(チケット)の取りやすさとは、みどりの窓口などのどこかに行かないとチケットが買えないのか、時間がかかるのか等を比較します。
その他の特典とはジュースがもらえたり、ポイントが貯まったりするといった特典があるかどうかです。
というわけでこれ以降、4種類の方法についてご説明したいと思います。
エクスプレス予約
エクスプレス予約とは、JR東海のサービスで新幹線の料金が安くなり、新幹線のチケットをネットで購入できます。また、チケットを事前に受け取らずに会員登録時にもらうEX-ICカードでそのまま乗車が可能です。
●料金
年会費:1,080円
【東京ー新大阪間 のぞみ指定席】
EX-IC(基本料金):13,370円(1,080円OFF)
IC早特(タイプB):12,340円(2,110円OFF)
IC早特(タイプ21):11,000円(3,450円OFF)
●予約(チケット)の取りやすさ
ネット予約可。みどりの窓口でのチケットの受け取り不要。
●その他の特典
-予約変更は何度でも無料
-乗るたびに溜まるポイントでグリーン車に乗れる(グリーンプログラム)
年会費は1回利用するだけで回収可能
年会費は1,080円(税込)ですが、エクスプレス予約のIC早特タイプ21を使えば、東京ー新大阪間のぞみ指定席が乗車日の21日前までの予約で11,000円(-3,450円)です。
新幹線に1回乗るだけで年会費の元が取れるため、帰省などで年1回以上は新幹線に乗るという方はエクスプレス予約がおすすめです。
また、利用者本人だけでなく、一緒に利用する家族も割引が受けられるプランもあります。(詳細はこちらの公式HPからどうぞ)
予約が簡単でチケットの受け取りも不要
エクスプレス予約を使えば、PCやスマホなどから簡単に新幹線の予約ができ、チケットの受け取りも不要です。会員登録時にもらうEX-ICカードでそのまま乗車が可能です。
ちなみに、通常新幹線の切符は乗車する30日前の午前10:00からしか購入できません。そのため、年末年始等の長期休暇の30日前はみどりの窓口に長蛇の列が出来ます。
しかし、エクスプレス予約の場合はネットで新幹線の予約ができます。30日前の10:00からという制約は同じですが、長蛇の列に並ぶ必要もないですし、窓口に行く必要もありません。
また、ネットから予約する場合もこのような画面から座席の指定が可能です。
○と×で空いている箇所が一目瞭然です。私も新幹線に乗る時はこの画面で座席指定しています。
プラスEX
出典 プラスEX | JR東海
プラスEXもJR東海のサービスで、自分が持っているクレジットカードにプラスEXを付帯させることで、新幹線のネット予約やIC乗車が可能です。
●料金
年会費:540円
【東京ー新大阪間 のぞみ指定席】
ICサービス(基本料金):13,940円(510円OFF)
IC早特(プラス) :12,340円(2,110円OFF)
IC早特(タイプ21) :11,000円(3,450円OFF)
●予約(チケット)の取りやすさ
ネット予約可。みどりの窓口でのチケットの受け取り不要。
●その他の特典
-予約変更は何度でも無料
参考 プラスEX|JR
プラスEXに申し込めるクレジットカード
付帯できるクレジットカードは以下の通りです。詳細はこちらの公式HPをご覧ください。
- JCB
- 三井住友カード
- 三菱UFJニコス
- トヨタファイナンス
- アメリカンエクスプレス
- イオンカード
- セディナカード
- 三井住友トラストクラブ
年会費は540円でもIC早特はエクスプレス予約と同じ割引額
プラスEXの年会費は540円(税込)でエクスプレス予約の半額ですが、IC早特タイプ21の割引額は同じです。(東京ー新大阪間の指定席は11,000円です)
エクスプレス予約と比較した場合のプラスEXのデメリット
年会費が安いこともあり、エクスプレス予約と比較すると、プラスEXにはいくつかデメリットがあります。一例についてご紹介します。
- 東京ー新大阪間でのみ利用可(新神戸や博多までは使えない)
- 家族で利用する場合はエクスプレス予約よりも割引額が少ない
- グリーンプログラムがない(グリーン車に乗れるようになるポイントが貯まらない)
- モバイルSuicaに対応していない
ポイントを使ってグリーン車に乗りたいという思いがなければ、エクスプレス予約ではなくプラスEXで良いと思います。
その他、プラスEXとエクスプレス予約の違いは公式ホームページをご覧ください。
ぷらっとこだま
JR東海ツアーズが提供しているサービスです。名前の通り、乗車する新幹線が「こだま」となりますが、東京ー新大阪の間が10,500円とかなり安いです。
●料金
【東京ー新大阪間 こだま指定席】
ぷらっとこだま(普通) :10,500円(3,950円OFF)
ぷらっとこだま(グリーン車):12,000円(2,450円OFF)
●予約(チケット)の取りやすさ
「JR東海ツアーズの窓口」もしくは自宅郵送(+200円)
●その他の特典
-ドリンク引換券でソフトドリンクやビールとの交換が可能
ドリンク引換券が地味に嬉しい
ぷらっとこだまは新幹線の値段が安い上に「ドリンク引換券」が付いていて、ソフトドリンクやビールと交換することが可能です。(イメージ的には旅行ツアーのチケットみたいな感じですね。)
ぷらっとこだまのドリンク引換券は、駅の売店などで使えます。
チケットの受け取りが少し面倒
ぷらっとこだまのチケットは「JR東海ツアーズの窓口」などで受け取るか、自宅に郵送するかを選ぶことができます。
「JR東海ツアーズの窓口」に行くのは面倒なので、自宅郵送が良いと思います。ただし、郵送は有料(+200円)です。
私も何度か利用しましたが、ぷらっとこだまのチケット受け取りについては、郵送の期間を考えて少し早めに申し込むなど、面倒なことが多いです。
乗車時間は約4時間なので正直しんどい。。。
東京ー新大阪間は約4時間(3時間54分)かかります。私も何度かぷらっとこだまを利用しましたが、約4時間ずっと座っているのはかなりしんどいです。
1,500円を追加で支払ってぷらっとこだまのグリーン車を利用したこともありますが、足が伸ばしやすくなっただけでお尻の痛さは変わりませんでした。笑
金券ショップ(回数券)
大黒屋などの金券ショップで新幹線の回数券を購入し、JRのみどりの窓口で新幹線の予約を取る方法です。大黒屋などの金券ショップで購入できる回数券は定価よりも安く設定されていますので、お買い得というわけです。
●料金
【東京ー新大阪間 のぞみ指定席】
回数券:13,000円〜14,000円前後(チケットショップによる時価)
●予約(チケット)の取りやすさ
金券ショップで回数券購入後、JR緑の窓口にて予約
●その他の特典
-特になし
ゴールデンウィークや年末年始の繁忙期は使えない
私はエクスプレス予約を使うようになるまでは、金券ショップの回数券を使っていました。
しかし、GW(ゴールデンウィーク)や年末年始などの繁忙期に使えないのが不便だなと感じていました。
私は昔、繁忙期に使えないことを知らずに回数券を買ってしまいました。回数券には有効期限があり、無理やり新幹線に乗らざるを得なかったという失敗をしたことがあります。
新幹線の回数券は「繁忙期に使えないこと」と「有効期限があること」についてご注意ください。
ちなみに自分で新幹線の回数券を買うという選択肢もありますが、回数券を買うほど新幹線に乗る予定であれば、エクスプレス予約の方が便利でお得です。
まとめ
新幹線で東京ー大阪間の移動についてまとめると、こんな感じです。
- 年1回以上新幹線を利用するならエクスプレス予約かプラスEXがおすすめ
- 一人での利用ならプラスEXがおすすめ
- たまに新幹線を乗る人は金券ショップでも良いが、繁忙期に使えないことと有効期限に注意
- とにかく安いを求めるならぷらっとこだまがおすすめ
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