初めて、自分の妻が妊娠した時に「里帰り出産するから」と言われて、「そっかー、わかったー」と軽い感じで返事してしまう人も多いのではないでしょうか。
でもその返事、ちょっと待ってください!
里帰り出産にはメリットもあれば、デメリットもあります。それらをしっかり理解した上で、返事して頂いた方が良いと思います。
今回は「妻が里帰り出産した時に旦那が考えておくべき4つのこと」について、私の実体験をもとに紹介したいと思います。
なお、里帰りせずに子どもを産む場合に大変なことはこちらの記事を参考にしてください。

久しぶりに一人暮らしが出来る!なんて思っていませんか?
「やったー、妻さんが里帰り出産するから、久しぶりに一人暮らしが出来るー!いっぱい予定入れよー!」なんて、大喜びしていませんか?笑
時間を気にせず飲みにいけるとか、土日も自由に予定が入れられるとか、、、、
私もはじめはそう思っていました。「久々の一人暮らしやったー!」と。
そして、実際に予定をたくさん入れて友達と遊んだりしたのですが、、、、それが逆に段々寂しくなってきます。笑
考えておくべきこと①「里帰りの期間は長くて寂しい」
里帰り出産の期間は産前から産後までをあわせて約3〜5ヶ月あります。この約3〜5ヶ月というのが思っているより長く感じます。
結婚してから一緒に暮らし始めて、それなりの期間を一緒に過ごしてから、急に一人になります。
そりゃ寂しいですよね。里帰りしている妻に会いに行く旦那さんも多いと思います。私の場合は仕事が忙しいこともあり、なかなか会いに行けなかったので、余計寂しかったのかもしれません。
赤ちゃんが産まれると旦那はもっと寂しくなる
この寂しいという感情は赤ちゃんが産まれると、さらに強くなります。あんなに可愛い赤ちゃんがいるのに、数ヶ月も一緒にいられないのは正直辛いです。
また、妻からは追い討ちをかけるように、赤ちゃんの可愛い写真がほぼ毎日送られてきます。
「今日はこんなことしたよー」とか「今日は笑ったような表情が見れたよー」とか、「わざと!?」ってぐらい寂しくなる写真が送られてきます。
写真を共有してくれることは嬉しい反面、嫉妬心や寂しさがわいてきます。そのため、里帰り出産をすると、産まれてから数ヶ月は赤ちゃんと遠距離になることを覚悟してください。
里帰りの妻に久しぶりに会うと、まるで初対面
私の話で恐縮ですが、妻が里帰り出産で無事に赤ちゃんを産んだ後、私も赤ちゃんに会いたくて妻の病院に向かいました。
病院に到着し、初めて赤ちゃんを抱っこした時に、とても感動したことを覚えてます。ただ、それに負けないぐらい記憶に残っているのが、里帰りした妻に久しぶりに会って、とても緊張したことを覚えています。
「あれ!?どうもはじめまして。あ、この子は私たちの赤ちゃんですか?おー、可愛い子ですねー」
ぐらいです。
妻も同じように緊張したと言ってました。頻繁に電話やテレビ電話をしていても、さすがに2〜3ヶ月近く会っていなかったので、そうなったのかもしれないです。
まー、こんな感じになるのは私たちだけかもしれません。里帰り出産をすると、そんなこともあるかもぐらいに思っていてください。笑
考えておくべきこと②「父親としての自覚を持ちづらい」
里帰り出産をする場合は父親としての自覚が持ちづらいと思います。なぜなら里帰り出産しない時と比べると、父親としての自覚を持つ機会が少ないからです。
里帰り出産の場合、子供が産まれる日が近くなってきても、妻のお腹が大きくなってきたなどを確認できません。せいぜい、写真で妻の大きなお腹を見る程度です。
妻のお腹が大きくなったことを間近で見ることもなく、普段の日常生活が仕事ばかりになってしまうため、「もうすぐ父親だな」という自覚が持ちづらいのです。
他愛もないやり取りが父親の自覚をもつきっかけになる
よくドラマとかで「あ、今動いた」と夫婦がやり取りしているのを見たことがあると思います。
ちょっとしたことかもしれませんが、そのような他愛もないやり取りをしていくことで、父親としての自覚も芽生えていくのかなとも思います。
里帰り出産の場合、そのような他愛もないやり取りをすることが難しいというわけです。
出産後も会わない期間が長いと自覚が薄れる
子どもが産まれてから、初めて子どもを抱いた時は「自分が父親なんだな!子どものために、もっとしっかりしよう」と思います。
でも、里帰り出産の場合は子どもが生まれた後にまた、子どもにも妻にも会わない期間があります。
その間に、徐々に父親としての自覚が薄れていってしまった気がします。
とはいえ、これは私の場合の話です。里帰り出産していても、しっかり意識を高く持てる人はたくさんいると思います。
この記事を書きながら、自分は父親としての自覚が持てていなかったなーと反省しています。
考えておくべきこと③「両方の両親に気を使う必要がある」
里帰りになると、まず妻の両親に対して気を使うのは当然です。「○○ヶ月間よろしくお願いします。」という挨拶およびお礼金を渡すなどが必要です。
お礼金を渡すマナーなどはこちらの記事が参考になります。
ただ、実は旦那側の両親(父親側の両親)にも気を使う必要があるんです。
里帰り出産で赤ちゃんが産まれて退院すると、妻の両親はほぼ毎日赤ちゃんに会えます。しかし、旦那側の両親はあまり赤ちゃんに会えません。
どうもそこに、多少なりとも不公平感を感じるみたいです。(しょうがない面はありますが、どうやらそうみたいです。嫉妬深い場合は、妻さんと仲が悪くなるとか、、、、)
そのため里帰り出産をする場合は、両方の両親に事前に説明して承認を得ておいた方が後々のトラブルを防げると思います。
どうすればトラブルを防げる?
私の場合、両親間のトラブルは避けたいという思いから、1つ工夫をしていました。何をしたかというと、赤ちゃんの写真を定期的に両方の両親に共有することです。
最近ではiPhoneのアプリなどでスマホで撮った写真を簡単に共有することができます。その共有機能を使って、赤ちゃんの写真を旦那側の両親にも定期的に共有すると、不公平感も和らぐと思います。
その対策の効果があったせいか(もともとあまり関係なかったせいか)、私が里帰り出産した時は特にケンカなどはありませんでした。用心しておくことは大事かと思います。
考えておくべきこと④「妻を励ましづらい」
一人目の出産は妻も不安になりやすいと思います。私の場合は不安がっている妻に対して、電話で話を聞いてあげるぐらいで、「あまり励ましてあげられなかったかな」と今でも思っています。
子どもが産まれることに対して、一番不安なのは妻です。妻の側で支えてあげるのが一番かもしれませんが、里帰り出産は励ましづらいのが実情です。
妻も「(たまには)旦那に会いたい」と思うことを考えると、里帰りすべきかは二人で一緒に考えておいた方が良いと思います。
結局、里帰り出産はした方がいいのか?しない方がいいのか?
里帰り出産をした方が良いかは、家庭の状況によると思います。
例えば、父親側の両親が嫉妬深いであったりとか、妻側の両親と妻があまり仲良くないとか、必ずしも里帰り出産がベストではないと思います。
里帰りするかどうかを考える時に一番大事なのは「妻に一番負担のかからない環境は何か」です。
妻が産みやすい環境、負担のかからない環境を旦那も一緒になって考えてあげることが一番大事だと思います。
最後に、里帰り出産をしてもしなくても出産は大変です。妻の体を第一に、二人で協力して頑張って乗り切ってください。
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