ブラウザのキャッシュとは、サイトの表示速度を速めるために利用されます。
一度、閲覧したサイトの画像やスタイルシートなどを一時的にブラウザへ保存し、再度サイトを訪問した際にキャッシュに保存した情報を読み込むことでサイトの表示速度を速めています。
そんなサイトの高速化を助けるキャッシュですが、キャッシュを蓄積しすぎると、「サイトの最新情報が表示されないこと」や「サイトの閲覧が重くなること」などの問題が起きます。
そこで定期的に、Firefoxのキャッシュを削除する必要があります。
本記事では
- Firefoxのキャッシュを手動で削除する方法
- Firefoxのキャッシュを自動で削除する方法
- キャッシュを使用しない方法
- キャッシュサイズを小さくしてブラウザが重くなるのを防ぐ方法
についてご紹介いたします。
Firefoxのキャッシュでサイトの閲覧が重たくなっているなーと感じている方の参考になれば幸いです。
Firefoxのキャッシュを手動で削除する3つの方法
1.Firefoxのメニューからキャッシュを削除する方法
Firefoxのメニューからキャッシュを削除する方法についてご紹介します。
まず、Firefoxの右上にあるメニューボタンを押下します。
すると、メニューが表示されるため、「設定」を選択します。
次の画面で、左側のメニューにある「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
続いて、少し画面を下にスクロールすると、「Cookieとサイトデータ」の項目があります。
こちらの項目で「データを消去」というボタンを押下するとキャッシュを削除することができます。
2.Firefoxのアドオンでキャッシュを削除する方法
Firefoxのアドオンでキャッシュを削除するならEmpty Cache Buttonが便利です。
Empty Cache Buttonはインストールすると、ブラウザの設定メニュー横にアイコンが表示されます。
このアイコンをクリックすると、キャッシュを削除できます。「Success!」と表示されればOKです。
設定メニューから操作するより簡単にキャッシュをクリアできます。
3.ショートカットキーでキャッシュを削除する方法
サイトの再読み込み時について、通常の再読み込み(リロード)ではなく、キャッシュを削除した上で再読み込みする方法があります。
これをスーパーリロードといいます。
このスーパーリロードにはショートカットキーが用意されています。WindowsとMacのそれぞれのショートカットキーについてご紹介します。
Widowsのスーパーリロードのショートカットキー
Windowsでスーパーリロードを行うためには、以下3種類があります。
- Ctrl + F5
- Ctrl + Shift + R
- Shift + 再読込ボタン
Macのスーパーリロードのショートカットキー
Macのショートカットキーは以下、1種類です。
- Command + Shift + R
キャッシュを自動で削除する方法
Firefoxでは、Firefoxを終了すると同時にキャッシュを削除するという設定が可能です。
Firefoxの右上にあるメニューボタンを押下し、「設定」を選択します。
すると、メニューが表示されるため、「設定」を選択します。
次の画面で、左側のメニューにある「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
「履歴」の項目で「Firefoxに」の横にあるメニューをクリックして、「記憶させる履歴を詳細設定する」を選択します。
次に、「Firefoxの終了時に履歴を消去する」を選択し、右横にある「設定」を選択します。
次の設定画面で、「キャッシュ」のみを選択し、「OK」を押下すれば完了です。
キャッシュを使用しない方法
Firefoxでキャッシュ使用しない方法もあります。
すると、メニューが表示されるため、「設定」を選択します。
次の画面で、左側のメニューにある「プライバシーとセキュリティ」を選択します。
次に、履歴の項目で「Firefoxに」の横にあるメニューで「履歴を一切記憶させない」を選択します。
選択した直後にFirefoxの再起動を求められるので、再起動を選んでください。
これで、Firefoxが再起動されれば、キャッシュを使用しない設定の完了です。
ちなみに、この設定を行うと、「常にプライベートブラウジングモードを利用していることと同じ」となり、キャッシュだけでなく、サイトの閲覧履歴やCookieやフォームの入力履歴等も保存されなくなります。
キャッシュサイズを小さくする方法
Firefoxのキャッシュサイズを小さくしておくことで、キャッシュの入れ替わりが早くなり、最新のWebサイト情報を取得しやすくなったり、ブラウザが重くなることを防ぐことができます。
キャッシュサイズを変更する手順は以下の通りです。
まず、FirefoxのURLを入力する箇所に、「about:config」を入力します。
「動作保証対象外になります!」の画面で、「危険性を承知の上で使用する」をクリックします。
検索窓に「browser.cache.disk.capacity」を入力します。
続いて、検索結果の値をダブルクリックしてください。
すると、フォントサイズを変更する小画面が出てきますので、値を変更してください。
フォントサイズの値の単位は、KBです。初期値は256000(256MB)です。
まとめ
Firefoxのキャッシュ削除方法等についてまとめました。
今、見ているサイトのキャッシュだけを削除したい場合は「スーパーリロード」を行ったり、ブラウザが重くなってきたなと感じたら手動で削除したり、そもそもFirefoxのキャッシュを使用しない設定にしたり、色んな使い分けができると思います。
自分の使いやすいように、Firefoxをカスタマイズしてみてください。
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