私はペダルなしの自転車「バランスバイク(ランニングバイク)」がとても嫌いでした。バランスバイクとは街中で良く見かける、足で漕ぐ自転車のことで、ストライダーが有名ですね。
なぜ嫌いだったかというと「(何となく)危なそう」、「将来的に自転車に乗れれば、バランスバイクなんて不要」、「ペダルがないのに1万円もするのは高すぎる」などが理由です。
そんなバランスバイク嫌いの私ですが、子供が3歳半を過ぎた頃に”へんしんバイク”というバランスバイクを購入しました。
そして、へんしんバイクを買ったことに大満足しています。「もっと早く買っておけばよかった」と後悔しています。笑
今回は「バランスバイクは不要だと思っていた私が、なぜへんしんバイクを買ったのか」、「ストライダーではなく、へんしんバイクにした理由」などをご紹介します。
バランスバイクは不要だと思っていた私がへんしんバイクを買った理由
冒頭でもご紹介した通り、私のバランスバイクに対する印象は、
- (何となく)危なそう
- 将来的に自転車に乗れれば、バランスバイクなんて不要
- ペダルがないのに1万円もするのは高すぎる
であり、バランスバイク反対派でした。
「バランスバイクなんて買わずに、4〜5歳ぐらいになったらコマ付き自転車でも買おうかな〜」とゆるく考えていました。
しかし、そんな時に事件が起きました。。。
同級生の自転車のスピードに衝撃を受けた
ある日、3歳の娘と一緒に自転車を借りられる公園に行きました。
娘はコマ付き自転車を練習していました。”練習”とはいうものの、娘は既に三輪車に乗れていたので、比較的スムーズにコマ付き自転車に乗れるようになっていました。
三輪車に乗れるまでの日々や三輪車に乗った方が良い理由は以下の記事でまとめています。
参考 三輪車の教え方!3歳の子供に乗り方を理解させる3つのステップ
しかし、そんな中で、事件は起きました。。。
娘と同じ3歳ぐらいの子供が、娘よりもかなり速いスピードで、コマ付き自転車に乗っていました。
「なんだ、あの自転車のスピードは!?」
小学生の子供と同じぐらいのスピードで、身のこなしも完璧でした。
私がその猛スピードボーイをぼんやり見ていたら、たまたま、猛スピードボーイと私の娘が仲良くなって遊び始めました。
そして、私も猛スピードボーイのお父さんと話すことになりました。
(左が私で、右が猛スピードボーイのパパです。画像はイメージです。)

息子さん、自転車がすごい上手ですね。どれぐらい練習してるんですか?

いやー、それがほとんど練習していないんですよ。2歳からストライダー(バランスバイク)には乗ってたんですけど。

え!?そうなんですか?

「ストライダーに乗ってただけであのスピード?私と娘が三輪車に乗るための練習の日々は何だったんだ!」と思いながら、この日の出来事でストライダー(バランスバイク)を購入しようと決意しました。
というわけでストライダーについて調べることにしました。
ストライダーとは
ストライダーとは、世界中150万人以上の子どもたちに愛されているバランスバイクです。
「足を使って、進む。止まる」という2歳の子供が直感的に楽しめる作りになっています。また、「ペダル」と「ブレーキ」をなくした結果、自転車が軽くなり(約3kg)、2歳の子供が乗りやすいように設計されています。
ストライダーの欠点
ストライダーを見ていて、一番気になったのは「ブレーキがない」ということでした。
娘は既にコマ付き自転車に乗れており、ブレーキも使いこなせていました。また、ストライダーはかなり小さい作りで「3歳の子供に買うのは少し遅いのでは?」とも思いました。
そこで、別のバランスバイクを調べていて、出会ったのが”へんしんバイク”でした。
へんしんバイクとは
「わずか30分で自転車デビュー!」をコンセプトに作られたバランスバイクです。
へんしんバイクは、ペダルなしのバランスバイクですが、ペダルをつけて自転車に変身することができます。
バランスバイクを練習した後、同じ車体で自転車に変えることができるのが最大の特長です。
へんしんバイクとストライダーの比較
ストライダーかへんしんバイクかで悩んできたので、両者を比較してみました。
比較したのは、ストライダーは「通常モデル」で、へんしんバイクも「通常モデル(へんしんバイクsでない方)」にしました。
へんしんバイク | ストライダー | |
対象年齢 | 3〜6歳 | 2〜5歳 |
価格帯 | 約15,000円 | 約10,000円 |
重量※ | 5.3Kg(7.5Kg) | 3.0Kg |
シートの高さ | 37.5cm~46.5cm | 32.0cm~44.0cm |
タイヤの大きさ | 12インチ | 12インチ |
保証期間 | 1年 | 2年 |
公式HP | へんしんバイク | ストライダー |
※へんしんバイクの重量のカッコ書きは、ペダルを付けた場合の重量です。
ストライダーは2歳の玩具、へんしんバイクは自転車の練習
ストライダーとへんしんバイクを比較した結果、「ストライダーとへんしんバイクは用途が違う」と感じました。
ストライダーは2歳でも遊べるように作られているため、全体的に小さくて、軽く作られています。2歳になって「遊びの幅を増やしてあげたい」と思ったら、買ってあげるものかと思います。
一方で、へんしんバイクは「自転車に乗れるようになる」ことを目的に作られているため、頑丈かつしっかりと作られています。
タイヤやサドルも太く、子供が自転車を運転しやすいような作りになっています。
両者のどちらが良いというものではなく、用途によって変わるかと思います。
我が家がストライダーではなく、へんしんバイクにした理由
我が家がストライダーではなく、へんしんバイクにした理由はずばり「娘が自転車に乗れるようになってほしい」です。
我が家の場合、バランスバイクの購入を考えた時には既に子供が3歳半を過ぎていました。そのため、ストライダーが少し物足りなく感じました。
へんしんバイクの場合は
- ブレーキがある
- 自転車にもなるので長い期間乗ることができる
- 兄弟が出来たら、またバランスバイクに戻せる
という点が良いなと思いました。
もし、2歳の頃にバランスバイクを購入するとなっていたら、ストライダーの方が軽くて乗りやすいので、そちらにしていたかもしれません。
へんしんバイクを購入した感想
見た目がオシャレでかっこいい!
見た目がオシャレで他の自転車と比べて高級感があるように感じました。へんしんバイクの各部品についてご紹介します。
へんしんバイクのベル
へんしんバイクはベルが付いてます。娘も喜んで鳴らしていました。
へんしんバイクのブレーキ
前輪ブレーキは、リムブレーキです。
バランスバイクは後輪ブレーキだけというものも多いですが、へんしんバイクはちゃんと前輪ブレーキもあります。
後輪ブレーキは、ドラム式ブレーキです。作りがちゃんとしてますね。
なお、初期の状態から後輪ブレーキはキツく締められています。
ブレーキは安全のため 前輪:かるめ、後輪:きつめ で調整しております。
引用 へんしんバイク
我が家に届いた”へんしんバイク”はあまりもキツくなりすぎており、常時後輪ブレーキがかかっているような状態であったため、少し緩めるなど、調整を行いました。
へんしんバイクのロゴ
へんしんバイクのロゴです。
うーん、このロゴはよく見ると、ダサいですね。。。笑
へんしんバイクのサドル
へんしんバイクのサドルです。サドルの後ろのロゴがURLになっている理由は謎です。
別サイトの画像を拝借しますが、ストライダーと比較しすると、サドルが太くて子供でも乗りやすくなっています。
(左がへんしんバイク、右がストライダー)
引用 【2台持ち】ストライダーとへんしんバイクを持っているからわかること
自転車がすぐ乗れるようになった
さすがに30分は無理でしたが、比較的早く自転車が乗れるようになりました。
おそらくですが、へんしんバイクはタイヤが太く、車体が安定しやすいのだと思います。ストライダーと比較した画像で見ると、分かりやすいです。
(左がへんしんバイク、右がストライダー)
引用 【2台持ち】ストライダーとへんしんバイクを持っているからわかること
ペダルは自分で付けられるが、いつ付けるかが難しい
へんしんバイクにペダルをつける”へんしん”は自分でも出来ます。ただ、難しいのはいつ自転車に”へんしん”するのかです。
一度、ペダルを付けた後に、やっぱりペダルを外すみたいなことは避けたいなと思いました。
我が家の場合は「子供が自転車を蹴って乗れるか」としました。「ポーン、ポーン」と蹴って、乗れればある程度バランスも取れているので、ペダルを付けても良いだろうという考えです。
これが正しいかはよくわかりませんが、我が家では無事に”へんしん”できました。ペダルの取り付け手順・方法はこちらの記事をご覧下さい。
下の子供の時にバランスバイクに戻せる
兄弟がいる場合、上の子供がペダル付きのへんしんバイクを乗りこなすようになった後、下の子供の時にまた、ペダルを外してバランスバイク(ランニングバイク)として遊べます。
兄弟で自転車を買い直す必要がないため、非常に経済的です。
ちなみに、男女の兄弟の場合は、へんしんバイクの色は黄色や緑色にするなど、男でも女でも乗れる色を選んでおいた方が良いですね。(我が家は何も考えずにピンクを買ってしまいましたが。笑)
へんしんバイク購入時の注意点
楽天やamazonでは購入できない
へんしんバイクは、楽天やamazonでは購入できません。公式サイトもしくは
私の場合は公式サイトで購入しました。取り扱い店舗にも直接見に行き、試乗もしました。そのまま買おうかなと思ったのですが、なぜか1,000円〜2,000円ほど高かったので、やめました。
ちなみに、公式サイトでへんしんバイクを購入するなら、スタンドもまとめて購入した方がお得です。スタンド単独で購入すると、余計な送料がかかってしまいます。
公式サイトや特定の取り扱い店舗限定カラーがある
へんしんバイクは公式サイトなどの限定カラーもあわせて、全部で色あります。
- ブルー
- レッド
- イエロー
- ピンク(公式サイト限定)
- グリーン(公式サイト限定)
- ホワイトピンク(スポーツゼビオ限定)
- ライトブルー(スポーツデポ限定)
特に、ゼビオで販売されているホワイトピンクという限定カラーがとても可愛いです。
ただ、通常のへんしんバイクよりも1,000円ほど高いです。また、妻とも相談した結果、白い色なので汚れが目立つかなと思い、断念しました。
へんしんバイクの注意点
へんしんバイクは道路で走ってよいのか?
へんしんバイクは、道路で走らない方が良いようです。公式サイトに書かれている通り、危ないので道路で乗るのは避けた方が良さそうです。
バランスバイクは、公道で乗れません。スポーツバイクモードでは、前後ブレーキ、反射板など、自転車に必要な安全装備は揃えています。私達が公道での使用をお勧めしてないのは、お子さまの年齢を考慮しての判断です。
引用 へんしんバイク
購入後すぐにスタンドも付けて良いか
スタンドはペダルを付けた時とあわせて付けるのが良いそうです。バランスバイクの時にスタンドを付けると、足がスタンドに当たって怪我をする恐れがあるためです。
スタンドは子供の成長に合わせて、自転車モードに丁度良い高さで設計しています。万が一、バランスを練習する際にスタンドに足があたり、ケガをしてしまうことを防ぐ為にも、ペダル取り付け後にスタンドを付ける設計になっております。
引用 へんしんバイク
まとめ
バランスバイクに乗っておくと、自転車に乗れるようになるのが早いということがわかりました。
特に”へんしんバイク”の場合は、バランスバイクから自転車に”へんしん”できるため、経済的にも非常にお得です。
「子供の自転車の練習が大変だな」と思っている方、バランスバイクも検討してみてください。
コメント