我が家では、子供が3歳になってから三輪車に乗る練習を始めました。
「自転車に乗るのはまだ早いけど、とりあえず三輪車ぐらいなら乗れるだろう」と思っていたのですが、
三輪車って自転車よりも難しい!
ということを全く知りませんでした。。。
それから「三輪車の乗り方はどうやって教えるのか」を調べて、実際に子供と一緒に三輪車乗って練習して何とか乗れるようになりました!
本当に本当に大変だったけど、頑張って付き合った甲斐がありました!(もちろん、一番頑張ったのは子供です笑)
今回は素人なりに色々と調べて実践した結果から、三輪車に乗る教え方についてまとめました。また、三輪車の必要性についてもご紹介したいと思います。
子供の成長を考えると三輪車は乗れた方が良いと思います。3歳ぐらいの子供に三輪車に乗る方法を教えるのが難しい!と困っている方の参考になれば幸いです。
三輪車の練習前に親が知っておきたいこと
三輪車に乗る必要性は何か?
はじめに、三輪車って乗る必要があるのでしょうか。
「小学生ぐらいで自転車に乗れていればいいから、4歳か5歳ぐらいから補助輪付きの自転車を練習すればいいのでは?」
なんて、私は思ってました。
でも調べた結果、三輪車って乗れた方が良いんです!
三輪車に乗ることで腸腰筋という筋肉が鍛えられて姿勢が良くなるそうです。腸腰筋はいわゆる体幹と呼ばれる部位で、通常のトレーニングなどでは鍛えにくい部分だそうです。
三輪車に乗って子供が楽しみながら筋肉を鍛えられるのは、非常に良いですよね。ちなみに腸腰筋とは何かについてもご紹介しておきます。
腸腰筋は、上半身と下半身をつなぐ筋肉でカラダの中心部を支えカラダの軸を安定させます。弱まると姿勢が悪くなったり、体のゆがみが発生したりと派生的に悪い影響を及ぼす恐い部位。
引用:腸腰筋をサッとおさらい
自転車よりも三輪車に乗る方が難しい
一般的に「自転車よりも三輪車の方が乗ることが難しい」と言われています。私もそう思いますし、身をもって体験しました。笑
では、なぜ三輪車の方が乗るのが難しいかというと理由は2つあります。
三輪車はペダルの位置が前輪にあるから
自転車のペダルはサドルの真下にありますが、三輪車のペダルは前輪にあります。これが非常に厄介です。
子供に「ペダルを回して」と教えると、左右2つのペダルが回るために、高い方のペダルを踏む(漕ぐ)ということまでは分かってくれます。
しかし、右のペダルを踏んで左のペダルが高くなってきたら、すぐ左のペダルを踏むので、一進一退の繰り返しとなってしまいます。(いわゆるギコギコこぎ)
もしペダルが真下にあればもう少し漕ぎやすいのだと思います。
これをどうやって解決するかは後でご紹介しますが、とにかくこの「ペダルの位置が前」というのが厄介です。
三輪車はチェーンが付いていないから
チェーンって自転車に乗っている時はあまり意識していないですが、チェーンがあることで漕ぐのがとても楽になります。
先ほどの「ギコギコ漕ぎ」の場合でもチェーンが付いていれば、後ろには進まずにひたすら前進してくれます。
ちなみに、ピープルのコマワリ三輪車(チェーン式)はチェーンが付いていてさらにペダルの位置が真下ですので、乗りやすい(漕ぎやすい)三輪車だそうです。
このコマワリ三輪車は1歳〜5歳ぐらいまで長く乗れる三輪車というのが魅力みたいです。
我が家では既に三輪車を購入済みでしたので、ピープルの三輪車は購入しませんでしたが、「チェーン付きでペダルの位置が真下」の三輪車も選択肢の一つですね。
三輪車の乗り方を教えるコツ
では、三輪車の乗り方をどのように教えたかについてご紹介します。我が家では大きく分けて3つのステップで教えました。
STEP1:ペダルを漕がずに足だけで進む
まずはペダルを漕がずに足で地面を蹴って進む練習をしました。これにより、三輪車に乗るための「バランス感覚」や「ハンドル操作」を覚えさせました。
三輪車は後輪が2つあるため転倒することは少ないですが、曲がり角のカーブなどではバランスをとるのに苦労しました。
親が三輪車の進行方向を変える時でもハンドルを使う
このSTEP1で大事なことは「親が三輪車の進行方向を変える時でもハンドルを使う」です。
子供が三輪車に乗り始めた頃、道路の端や壁にぶつかりそうになった時に子供ごと三輪車を持ち上げて、三輪車の進行方向を変えていました。
その結果、子供が「進行方向を変えるためには三輪車を持ち上げる必要がある」と思ってしまいました。
子供が三輪車の練習中に、進行方向を変える時はハンドルを使わずに前輪を持ち上げるようになってしまい、ハンドルを使って進行方向を変えるようになるまでとても時間がかかりました。
何度も「進む方向を変えたい時はハンドルを使ってね」と伝えることで、最終的にはハンドルの使い方を覚えてくれましたが、「最初の教え方って大事だな」と痛感しました。
STEP2:ハンドルを親が持ってペダルを漕ぐ
次にペダルを漕ぐ練習をしました。
我が家での三輪車の練習を振り返ってみると、ペダルの漕ぎ方を教える時に大事なことは以下の4つだと思いました。
- ペダルは斜め後ろに傾ける(ペダルが地面と平行だと、ギコギコ漕ぎになる)
- 筋力がつくまで、三輪車が進む第一歩目は親が押す
- 子供の両足に手を添えてペダルの回す感覚を覚えさせる
- ゆるい下り坂で練習してペダの回す感覚を覚えさせる
この中で一番大事なのは、最初の「ペダルを斜め後ろに傾ける」だと考えています。
三輪車は前輪にペダルが付いています。そのため、少しだけ斜め後ろに傾けないと、三輪車が一進一退を繰り返し、ギコギコ漕ぎになってしまいます。
斜め後ろに傾けて、足を前に蹴り出すようにペダルを漕ぐ(回す)のが大事だと思います。
この事も含めて、子供にはとにかく、ペダルを漕ぐ(回す)感覚を覚えさせることが大事です。どうすればペダルが回るのか、三輪車が前に進むのかを理解させれば、こっちのものです。
STEP3:全て自分で運転する
最後にハンドルとペダルの両方とも子供が自分で運転します。
STEP1、STEP2がうまくできていれば、STEP3はうまくできそうですが、そんな簡単にはいきませんので気をつけて下さい。
STEP3からSTEP1に逆戻りなんて当然のようにありました。「また、STEP1のハンドル操作もできなくなってる!」なんてこともありました。
これには私の忍耐が試されている気がしました。三輪車の練習で一番大事なのは親の忍耐かもしれません。笑
まとめ
三輪車に乗ることで腸腰筋が鍛えられて子供の姿勢が良くなるということについてご紹介しました。
また、三輪車の乗り方を教える時は以下3つのステップを踏むことをおすすめします。
- ペダルを漕がずにハンドル操作を覚える
- ハンドルを親が持ってペダルを漕ぐ
- 全て自分で運転する
最後に私の場合、子供が三輪車に乗れるようになるだけでも結構大変でした。正直、イライラしてしまったことも何度かあります。笑
イライラしてしまったことは私も反省しました。子供はできないのが当たり前なので気長に練習するのが一番かなと思います。
自転車を教える時はその気持ちを忘れずに頑張ろうと思ってます。
追記
この三輪車の経験もあったので、「自転車に乗るときはもっと苦労するんだろうなー」と思っていました。
しかし、”へんしんバイク”を子供に乗らせたところ、ほとんど苦労することなく、コマなし自転車に乗れるようになりました。
詳細は、「バランスバイク嫌いの私がへんしんバイクを買った理由」でご紹介していますが、最近は色んな自転車があって、びっくりです。
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