先日WordPressのテーマを「Simplicity2」から「Cocoon」に移行しました。

テーマ移行時に重宝したのが、「Theme Test Drive」というWordPressのプラグインです。
通常、WordPressのテーマを移行する場合は、「ローカル環境を作って、ローカル環境に移行したいテーマを適用して、デザイン崩れを確認して、修正して、サイト上にアップして、、、、、」といった面倒な作業が多いと思います。
しかし、「Theme Test Drive」はサイト管理者だけ、移行したいテーマが適用されたサイトが見れるようになり、サイトへの影響がありません。
ローカル環境を作るといった余計な手間がなく、使い方も非常に簡単なプラグインです。初心者の私でもテーマ移行時に使用して、無事にテーマ移行が完了しました。
今回は「Theme Test Drive」を使ったことがない、どんな機能なの?という方に向けて、
- Theme Test Driveって何?
- Theme Test Driveの使い方
- Theme Test Drive使用時の注意点
についてまとめてみました。参考になれば幸いです。
Theme Test Driveって何?
Theme Test Driveとは、サイト管理者にだけ移行中(カスタマイズ中)の別テーマが適用されたサイトを見せて、サイト管理者以外(訪問者)には、通常のサイトを見せるWordPressのプラグインです。
Theme Test Driveを使用することによるメリットは、テーマをカスタマイズしたいとか移行したいといった時に、サイト訪問者にいきなり公開するのではなく、サイト管理者がしっかり確認してから公開することができます。
Theme Test Driveの使い方
Theme Test Driveの使い方について、ご紹介します。
Theme Test Driveのインストールと有効化
まずは、WordPressの管理画面からTheme Test Driveをインストールして、有効化してください。
有効化して、外観のメニューに「Theme Test Drive」が表示されれば、OKです。
Theme Test Driveの使い方
Theme Test Driveの使い方は非常に簡単です。
Theme Test Driveの画面で使いたいテーマを選んで、「Enable Theme Drive」を押下するだけです。
これだけで、サイト管理者だけ移行後のテーマを見ることができます。元に戻す場合は「Disable Theme Drive」を押下します。
なお、画面の真ん中にある「Access level」はデフォルトの10のままで問題ありません。「Access level」の値を変更すると、サイト管理者だけでなく、サイト投稿者も変更後のテーマでサイトを見ることができます。
「Access level」の値に応じたサイト閲覧者は以下のようになっています。
- 10 Access level・・・管理者
- 7 Access level・・・編集者
- 4 Access level・・・投稿者
- 1 Access level・・・寄稿者
Theme Test Driveを使用時の注意点
Theme Test Driveを使用する際の注意点についてご紹介します。
ウィジェットやメニューは変更しない
Theme Test Driveを使用すると、ウィジェットやメニューも変更できるように見えます。
しかし、ウィジェットやメニューを変更したとしても、そのテーマを適用した時に変更内容が保存されているわけではありません。(変更しても意味がないです)
それどころか、既存のテーマの表示が崩れてしまいます。
そのため、ウィジェットやメニューは変更せず、あくまで「style.css」や「function.php」など、「外観」> 「テーマの編集」から変更できるものだけ、修正するようにしてください。
テーマ固有の設定情報を設定しても保存されない
WordPressのテーマによっては、固有の設定ができるテーマもあります。
私が今回、移行したCocoonの場合は「Cocoon設定」画面があり、画面のデザインや目次の設定等ができます。
このようなテーマ固有の設定について、Theme Test Drive利用中に変更してもデータは保存されません。
せっかく時間をかけて、設定変更しても無駄になってしまいますので、ご注意ください。
ただ、移行後のテーマを理解するために、試しに設定してみるのは良いと思います。
まとめ
今回はTheme Test Driveの使い方についてご紹介しました。
今回はテーマの移行時に利用するプラグインとしてご紹介しましたが、テーマのカスタマイズを行う際でも利用できるプラグインだと思います。参考になれば幸いです。
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