JCBカードの中でも特に人気なのが、JCB EITカードです。
JCB EITカードは年会費無料ですが、メリットの多いカードです。
- 年会費が永年無料(家族カード、ETCカードも無料)
- カードで購入した商品の補償(最高100万円)
- 海外旅行時の事故や病気等の補償(最高2,000万円)
- OkiDokiポイントが2倍
一方で、JCB EITカードのデメリットはリボ払い専用カードであることです。リボ払いを利用すると、毎月の支払い金額を一定にする代わりに手数料を払う必要があります。この手数料が余計な出費となってしまいます。
しかし、JCB EITカードではリボ払いの余計な手数料を支払わない設定が可能です。
今回はJCB EITカードのメリットとデメリットをご紹介します。その上でデメリットである「リボ払いの手数料を支払わない方法」および「設定方法」についてご紹介します。
あわせて、我が家ではどのようにJCB EITカードを使っているかについてもご紹介したいと思います。少しでもJCB EITカードがいいなと思っている方の参考になれば幸いです。
JCB EITカードとは?メリットは?
JCB_EITカードのEITとは8つの価値があるという意味です。8つの価値(EIghtT)についてご紹介します
JCB EITカードの8つの価値
- 永年無料の年会費(家族カードもETCカードも無料)
- Oki Dokiポイントが2倍
- 海外旅行傷害保険(最高2,000万円)
- ショッピングガード保険(年間最高100万円)
- リボ払いの初回手数料無料
- 身に覚えのない請求などにも安心な「JCBでe安心」制度
- スタイリッシュなカードデザイン
- WEB明細サービス「MyJチェック」自動登録で、個人情報をしっかりガード
永年無料の年会費(家族カードもETCカードも無料)
JCBのクレジットカードは2,000円や3,000円ほどの年会費がかかるカードが多い中で、JCB EITカードは年会費が一切かかりません。
また、ETCカードや家族カードの発行も無料です。そのため、たまにレンタカーやカーシェアで高速に乗るという方の場合でも、とりあえずJCB EITカードとETCカードを発行しておけば、年会費無料で使った時だけお金がかかるとできるので非常に便利です。
OkiDokiポイントが2倍
JCB EITカードを利用すると、Oki Dokiポイントが通常の2倍の1,000円につき2ポイント貯まります。
Oki Dokiポイントとは、JCBカード専用のポイントです。Oki Dokiポイントは1ポイントにつき1円〜6円の価値があるため、最大還元率は1.2%となります。
OkiDokiポイントは他のポイントやマイルへの交換がおすすめ
「OkiDokiポイント」は他のポイントやマイルに交換する方がお得に利用できます。以下、「OkiDokiポイント」から「有名なポイントやマイル」への交換レートをご紹介します。
- ニッセンお買物券への交換「1ポイント→6ポイント」
- nanacoポイントへの交換「1ポイント→5ポイント」
- WAONポイントへの交換「1ポイント→5ポイント」
- ビックカメラポイントへの交換「1ポイント→5ポイント」
- 楽天スーパーポイントへの交換「1ポイント→4ポイント」
- Tポイントへの交換「1ポイント→4ポイント」
- JALマイルへの交換「1ポイント→3ポイント」
- ANAマイルへの交換「1ポイント→3ポイント」
その他にも交換可能なポイントはたくさんあります。詳細はこちらのJCB公式サイトをご覧下さい。
海外旅行傷害保険(最高2,000万円)
海外旅行傷害保険とは、海外での万一の事故によるケガや病気だけでなく、携行品の盗難や破損などの損害に対しても補償してくれる保険です。死亡や後遺障害などで最高2,000万円の保険金額を受け取ることができます。
また、事前の登録などの手続きは必要ありません。カードを持っているだけで補償を受けることができ、被害にあってから30日以内に事故受付デスクに電話すればOKです(自動付帯)。事故受付デスクの電話番号およびその他の詳細はこちらのJCB公式サイトをご覧下さい。
ショッピングガード保険(最高100万円)
国内や海外でJCB EITカードで購入した商品について、破損や盗難等の被害にあった場合、購入日から90日間、年間最高100万円まで補償してくれます。1事故につき自己負担額1万円が必要ですが、高価な商品であれば、非常にありがたい保険です。
ただし、自転車やコンタクトレンズなど一部対象外の商品もあります。詳細はこちらのJCB公式サイトをご覧下さい。
リボ払いの初回手数料無料
JCB EITカードは、リボ払い専用カードですが初回手数料が無料となります。リボ払いを使う人にとってはこの初回手数料はお得だと思います。しかし、リボ払いは余計な手数料を払う必要があるためおすすめできません。詳細は後述します。
身に覚えのない請求などにも安心な「JCBでe安心」制度
クレジットカードの請求書を見ていて、身に覚えのない請求があったとしても、「JCBでe安心」制度を使えば、状況を調査して適用条件に基づいて、請求を取り消してくれる制度です。いざという時のことを考えると、安心できる制度ですね。
スタイリッシュなカードデザイン
JCB EITカードはスタイリッシュ・お洒落なデザインが多いです。ストライプやドットなど全部で6種類のデザインがあります。
その他のデザインはこちらの公式サイトをご覧ください。
Web明細サービス「MyJチェック」自動登録で、個人情報をしっかりガード
紙の請求書ではなく、Webから明細情報を確認できるというサービスが「MyJチェック」です。カード申し込みと同時に自動で登録されるものです。
個人情報をしっかりガードとありますが、JCBとしては「紙で明細書を送ると、明細を見た後に家で捨てる必要がある。紙を無くしたりすると、個人情報が漏れて大変だからWebで明細みれると安心ですよ」というものです。(紙を発行すると余計なコストもかかってしまうので、その方がお互い、良いですね)
我が家でのJCB EITカードの使い方
ここまでJCB EITカードの良さをお伝えしてきましたが、実は我が家でのメインのクレジットカードは楽天カードです。(そっちの方がポイント貯まるんで笑)
でもJCB EITカードもサブとしてちゃんと使っています。JCB EITカードは何に使っているかというと「自転車保険」と「ETCカード」の2点で利用しています。
自転車保険の加入(トッピング保険)
JCBにはトッピング保険といって、クレジットカード保有者のみが加入できる保険があります。このJCBのトッピング保険(自転車保険)は、毎月たった150円で対人賠償の1億円の補償がついてきます。
2013年の自転車事故の裁判では、加害者に対して約9,500万円の損害賠償を命じる判決が出ています。このような背景を踏まえると自転車保険もしっかり入っておく必要があり、その時にトッピング保険は安くて便利です。
より詳細に自転車保険を比較した内容は以下の記事をご覧下さい。
参考 自転車保険は月額150円のJCBがおすすめ!家族全員保証の自転車保険を徹底比較
ETCカード(年会費無料)
JCB EITカードに付随して、ETCカードを申し込むことが可能です。そして、このETCカードは年会費無料です。楽天カードの場合はETC機能をつけると、年会費が540円もかかります。
我が家では車を持たずにカーシェアを利用しています。たまにしか車に乗らないのにETCカードに年会費を払うのはバカバカしいなと思って、JCB EITカードを使ってします。
我が家のように、車は持たずにたまにカーシェアやレンタカーなどで車に乗るという方はJCB EITカードでETCカードを申し込むのがおすすめです。
JCB EITカードのデメリット
JCB EITカードのデメリットはリボ払い専用カードであることです。リボ払いは月々の支払いを一定にできる反面、余計な手数料がかかってしまいます。そのため、年会費無料といった点もリボ払いの手数料がかかってしまうと、ほとんど意味がなくなってしまいます。
しかし、「JCB EITカードの利用上限額」と「リボ払い時の毎月の支払い金額」を同じにすることで、リボ払いの手数料を支払う必要がなくなります。これはMyJCBのサイトから設定可能です。以下、詳細な手順です。
カードの利用上限額とリボ払いの金額を同じにする方法
まずはJCB EITカードの利用上限額を確認する方法です。MyJCBのサイトにログインして、左メニューの「ご利用可能額照会」を選択します。
すると、ご利用可能枠という項目がありますのでそちらの項目を確認してください。この例だと、150万円という設定例になっています。
続いて、リボ払い金額の設定変更を行います。再びMyJCBのトップページに戻ってください。MyJCBトップページの左メニューにある「お支払い方法の変更・照会」を選択してください。
次に「毎月のお支払い金額変更」を選択してください。
そして、「ショッピングリボ払いのお支払い金額の変更」を選択してください。
すると、現在の契約内容と変更した契約内容が表示されます。ここで、先ほど確認した「」を入力してください。本例では、カード利用上限額が150万円でしたので、「1500」を入力します。
最後に、登録ボタンを押下すれば、変更完了です。
念のため、変更後の内容を確認してください。
これにより、JCB EITカードのデメリットである「リボ払いの手数料を支払う」ことがなくなり、メリットのみを受けられるようになります。
JCB EITカードの利用上限額
最後にJCB EITカードの利用上限額は金額としていくらになるかについてご紹介します。JCB EITカードの利用上限額(ご利用可能枠)は以下の計算式で算出するとなっています。
支払可能見込額×0.9≧お客様のご利用可能枠
支払可能見込額=年収-年間請求予定額-法律で定められた生活維持費
「法律で定められた生活維持費」とは、大人2人と子供1人で「209万円」です。子供が一人増えると+30万円です。
そのため、3人家族で年収が600万円の場合で年間請求予定額を100万とすると、支払い可能見込み額は500万円となり、ご利用可能枠は最大450万円となります。
もちろん、カード作成時からいきなり上記の計算式の最大金額で審査が通ることは少ないと思います。何度か支払いを重ねて、支払い能力があると判断されてから、徐々に利用可能枠が上がっていくと思います。
その他、JCB EITカードの利用上限額に関する詳細はこちらの公式サイトをご覧下さい。
まとめ
JCB EITカードのメリットについて改めてまとめます。
- 年会費無料(ETCカードも家族カードも)
- OkiDokiポイントが2倍
- 海外損害保険が自動付帯(カードを持っておくだけ)
- カードで買ったものも最高100万円まで補償
リボ払いの手数料を支払わない設定にだけしておけば、JCB EITカードはかなりおすすめできるカードです。
ただ、楽天カードと比べるとポイント還元率が少し低いかなと思っています。我が家のようにメインは楽天カード、サブはJCB EITカードといった使い方も検討してみてください。
コメント