最近、全国の消費生活センター等に対して格安スマホの相談件数が増加しているそうです。
参考 こんなはずじゃなかったのに!“格安スマホ”のトラブル-料金だけではなく、サービス内容や手続き方法も確認しましょう-
格安スマホは利用料金が安くなる反面、キャリアのスマホと比べてサポート体制が少ないなど、いくつかの注意点があります。
私も約3年ほど格安スマホを使ってきましたが、確かにいくつか注意した方があるのは事実です。ただ、注意点やデメリットを理解し、しっかりと対策をうっておけば格安スマホはかなり節約に繋がります。
今回は私が格安スマホを使って「不便だなと感じたこと」や「上記サイトのトラブル事例」への対策例をまとめてみました。
我が家では格安スマホを使うことで夫婦あわせて年間12万円程度の節約ができており、大変満足しています。格安スマホに乗り換えようか悩んでいる人の助けになれば嬉しいです。
格安スマホのトラブル事例と対策
トラブル例:docomoなどのユーザにメールが送れない
格安スマホでは、「〜@docomo.ne.jp」などのメールアドレスがもらえません。そのため、GmailやYahooメールなどのフリーメールアドレスを利用する必要があります。
しかし、これらのフリーメールアドレスからメール送信を行うと、docomoなどにメールが送れない場合があります。
これはdocomoなどでは迷惑メール防止のためにフリーメールアドレスからはメールを受け付けない設定を行なっているためです。
そのため、格安スマホからdocomoなどのユーザに対してメールが送れないというわけです。
対策:格安スマホからdocomoなどにメールを送る方法
格安スマホからdocomoなどにメールを送る方法はいくつあります。
- メールを受信する相手でGmailなどのフリーメールアドレスを許可してもらう
- UQmobileなどのメールアドレスが提供される格安スマホ(格安SIM)を選ぶ
1点目のメール受信相手にGmailを許可してもらうとなると、相手側で設定方法が分からない、設定が面倒など、実際にやるとなると大変です。
そのため、2点目のメールアドレスが提供される格安SIMを選ぶ方がおすすめです。
UQmobileとY!mobileのみ、キャリアEメールアドレスが使えます。「@uqmobile.jp」のメールアドレスが割り振られるため、docomoなどのキャリアに対してもメールを送信することができます。
UQmonbileやY!mobileは、auやソフトバンクの子会社からスタートした会社ですのでこのようなサービスが可能となっています。詳細は以下の参考URLをご覧ください。・
トラブル例:回線速度が遅い
回線速度が遅いことは格安スマホの最も大きなデメリットといってよいと思います。「回線速度が遅いのは絶対無理」という方は格安スマホはやめた方が良いと思います。
なお、格安スマホ(格安SIM)の回線速度は格安スマホを提供する会社(mvno)によって大きく異なります。
格安スマホ(格安SIM)によって回線速度が異なるのはなぜか?
なぜかというと、格安スマホ(格安SIM)を提供しているmvnoは、docomoなどのキャリアから回線を借りてサービスを提供しています。
この格安スマホ(格安SIM)サービスの回線速度は、キャリアから借りる「回線帯域の太さ」と途中で通過する「mvnoの設備」で決まります。
そのため、回線帯域とmvnoの設備をしっかり増強している会社であれば、回線速度はそこまで遅くないということになります。
参考 格安SIMの通信速度、実は会社ごとに大きく違う。その理由は……
対策:UQmobileなどの回線速度が速い格安SIMにする
対策は以下2つです。2点目の利用を避けるという選択肢は対策ではないので、参考程度に見てください。笑
- UQmobileなどの通信速度が速い格安SIMを選ぶ
- 通信速度が遅い昼間の時間帯は利用を避ける(諦める)
ここ最近格安SIMで最も回線速度が速いのはUQmobileです。色んなサイトで格安SIMの回線速度が計測されていますが、ほとんど1位を獲得しています。
トラブル例:故障しても代替機が借りられない
docomoなどのキャリアと契約した場合は、端末が故障して修理に出している間は、代替機を借りることができました。
しかし、格安スマホではそのようなサービスはありません。そのため、端末が故障した場合には自分で対処する必要があります。
対策:格安スマホ業者の端末補償サービスに加入する
格安スマホを販売しているMVNOでは、オプションで端末補償サービスが提供されています。
端末補償サービスの内容はMVNOによって異なりますが、「代替の端末を最短翌日に配送」、「故障端末の修理(持ち込み・郵送)」、「同端末を低価格で購入可」といったものです。
端末補償サービスを提供しているMVNOの一例は以下となります。(他にも多数のMVNOが端末補償サービスを提供しています。)
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
- UQmobile
- IIJmio
- mineo
- DMM mobile
- OCN モバイルONE
- NifMo
端末補償サービスに関する詳細はこちらのサイトが綺麗にまとめられています。
参考 格安スマホのトラブルも安心!端末補償サービスが充実しているMVNO一覧
トラブル:中古端末で端末代の未払いがあり、利用制限をかけられた
中古端末は一般的に白ロム端末と呼ばれており、「中古スマホ・白ロム専門フリマ/ムスビー」といったネットでも購入が可能です。
ただ、この白ロム端末は前の契約者の未払いがあると、端末ロックがかけられてしまい、端末が使用できなくなります。このような中古端末は、赤ロム端末と呼ばれています。
一度、赤ロム端末になると元に戻せなくなり、二度と白ロム端末には戻すことができず、その端末は使用できなくなってしまいます。そのため、中古端末を購入する時は赤ロム端末に注意する必要があります。
対策:赤ロムの永年保証されている端末を購入する
対策として、中古端末を購入する時は赤ロムの永年保障されているものを選ぶです。永年保証とは、赤ロムになったとしても端末を交換してくれるという保証です。
中古端末を購入する時はこの保証が必須ですのでご注意ください。
私も白ロム端末を購入して、格安SIMに乗り換えた経験者です。私も購入時に赤ロムの永年保証がされている端末を選びました。
また、私が中古端末を購入したサイトは「中古スマホ・白ロム専門フリマ/ムスビー」です。ムスビーで永年保証の赤ロム端末を見分ける方法などについては以下の記事を参考にしてください。

トラブル:購入した端末で動作しない
格安SIMと端末を別々で購入して、端末に格安SIMを差し込んでみたが、正常に動作しなかったというトラブルです。
このようにSIMフリー端末だから必ず動作するというものでもないため、注意が必要です。また、正常に動作するがテザリングだけできないといった端末もあります。
なお、格安スマホを購入する場合、格安SIMと端末をセットで購入するため、このトラブルは発生しません。(発生した場合は初期不良です)
対策:動作確認済み端末を確認
これに対する対策は、購入予定の格安SIMサイトで動作確認済み端末を確認することです。動作確認済み端末は、ほとんどの格安SIMを販売している会社で公表されています。
もし、動作確認済み端末に含まれていない場合は、別の端末の購入や別の格安SIMの購入を検討した方が良いです。
また、確認する際は端末のOSのバージョン(iOS10やAndroid7.0等)も確認することを忘れないでください。
コメント