LiteSpeedとは?Apacheとの違いは?採用しているレンタルサーバは?

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litespeedとは何か、普及し始めるwebサーバmixhost
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Webサーバといえば、これまではApacheMicroSoftNginx(エンジンエックス)などが採用されてきました。

しかし、ここ最近はLiteSpeed(ライトスピード)が普及してきているようです。

740%の増加という大規模なシェアの拡大を実現したLiteSpeedの成長が注目される。LiteSpeedは4000万サイトも数を増やすなど、一気にその存在感を強いものにしている。

引用 LiteSpeedが大躍進 |マイナビニュース

 

また、LiteSpeedがAmazonクラウドに搭載されたようで、ますますLiteSpeedのWebサーバのシェアが伸びていきそうです。

参考 NETCRAFT調査結果|デジタル証明書ニュース

 

LiteSpeedとはどのようなWebサーバか、LiteSpeedが普及し始めている理由は何か、採用されているレンタルサーバについてご紹介します。

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LiteSpeedとは

litespeedとは

LiteSpeedとは、全世界で最も普及しているWebサーバ「Apache」への互換性を持ったWebサーバです。

Webサーバは現在、Apache、Microsoft、Nginxが上位を占めておりますが、LiteSpeedはそれに続く、第四のWebサーバと呼ばれており、これから普及が予想されるWebサーバです。

 

LiteSpeedの特徴は全部で3つあります。個々の詳細をご説明します。

  1. ApacheやNginxよりも圧倒的に速い
  2. HTTP/2を完全サポート
  3. Apacheとの完全互換性あり

 

ApacheやNginxよりも圧倒的に速い

LiteSpeedはApacheやNginxよりもサーバの速度が圧倒的に速いです。ベンチマーク(ソフトウェアの性能テスト)の結果を比較すると、ApacheやNginxよりも約3倍以上速い結果になっています。

 

以下の表はApacheとNginxとLiteSpeed(LSWS)について、WordPressで動作させた場合のベンチマークの結果です。

litespeedベンチマーク

引用 WordPress Benchmarks|LiteSpeed

 

表の「Apache/W3TC」とは、ApacheにW3TotalCacheを用いた時の結果です。「Nginx/FCGI」はNginxとFastCGIを使った時の結果です。そして、「LSWS/W3TC」はLiteSpeedにW3TotalCacheを適用した時の結果です。

Apacheに対しては約3倍、Nginxに対しては約5倍以上の性能結果が出ていることがわかります。

 

HTTP/2を標準サポート

HTTP/2とは、2015年5月にRFC標準化された新しいプロトコルです。LiteSpeedはHTTP/2を標準でサポートしてます

ApacheやNginxは標準ではサポートしておらず、HTTP/2に対応するには色々と面倒な設定が必要なようです。

 

HTTP/2はとにかく速い

HTTP/2の最大の特徴は高速化です。HTTP/2では、HTTPヘッダの圧縮や複数リクエストの同時処理などによって、高速化を実現しています。詳細は以下のサイトを参考にしてください。

参考 普及が進む「HTTP/2」の仕組みとメリットとは

 

なお、「http vs https」というサイトでは、従来のHTTP/1.1とHTTPS(HTTP/2)の速度がどれだけ違うかをデモで紹介してくれます。HTTP/2の速さを実際に体感してみてください

 

以下は、「http vs https」というサイトで測定したHTTPの速度です。

 

httpの速度

そして、同サイトでHTTPS(HTTP/2)の速度を測定した結果が以下です。約10倍近く速くなっていることがわかります。

httpsの速度

この結果を見て、HTTPSの速度よりもHTTPSの仕組みってどういうもの?というのが気になった方は以下の記事をご覧下さい。

HTTPS通信の仕組み、流れを素人が図解してみました
https通信の仕組みと流れを調べました。sslサーバ証明書を使ってhttps通信を行います。クライアントはサーバから受け取ったsslサーバ証明書をルート証明書で検証します。そして、サーバの公開鍵を使って秘密鍵を暗号化し、サーバに秘密鍵を送信します。sslとは古い技術で、本当はtlsという技術を使っています。

 

Apacheとの完全互換性あり

LiteSpeedは、Apacheと互換性のあるソフトウェアです。そのため、.htaccessやmod_rewriteなどの機能がそのまま使えます。

 

互換性があることで、Apacheで動作させていたWebサーバをLiteSpeedに移管することが可能です。LiteSpeedが普及し始めている理由は、このApacheと互換性があることも影響しているかと思います。

 

LiteSpeedを採用しているレンタルサーバ

ListeSpeedを採用しているレンタルサーバは、「MixHost」と「JETBOY」の2つがあります。2つのレンタルサーバの特徴は非常に似ています

それぞれの特徴をご紹介した後に、2つのレンタルサーバを比較してみたいと思います。

 

MixHostとは

MixHostは、日本で初めてLiteSpeedのWebサーバを採用したレンタルサーバです。WebサーバがLiteSpeedというだけでなく、「メモリはSSD」、「HTTPSは無料」とかなり本格的なレンタルサーバです。

 

料金は初期費が無料で月額480円という低価格設定となっています。また、他のレンタルサーバは無料トライアル期間が2週間程度であることに対し、MixHostでは30日間もあります。

 

なお、このMixHostはWordPressの無料テーマで人気な「Simplicity」を作ったわいひらさんも利用しているサーバです。

ちなみに、本サイトもMixHostを使っています。MixHostを導入した時の作業内容は「ロリポップからmixhost(ミックスホスト)への移行手順と注意点」をご覧ください。

参考 月額480円からの高速LiteSpeed採用クラウドレンタルサーバー

 

JETBOYとは

JETBOYは月額290円から利用できる激安なレンタルサーバです。激安といっても、MixHostと同様に「メモリはSSD」、「HTTPSは無料」となっています。

 

月額290円でも月5万PVまでは使用可能とされており、PV数が増えてきたらサーバのスペックを上げる(スケールアップ)ことも可能なようです。

参考 WordPressでハイスペックな【JETBOYレンタルサーバー】

 

MixHostとJETBOYの比較

LiteSpeedのWebサーバを採用しているMixHostとJETBOYについて比較してみました。特徴的な部分を太字にしています。

MixHostJETBOY
初期費用無料1,000円〜
月額費用480円〜290円〜
メモリSSDSSD
SSL無料無料
サイト移転費用9,980円〜無料
問い合わせメールのみメールのみ
無料トライアル期間30日間2週間
運営会社の設立時期2016年4月2013年11月

JETBOYは初期費用はかかるものの、月額費用が安いことやサイト移転費用が無料であることを考えると、費用は安い印象があります。

サイトの実績に関しては両社ともに、運営会社が設立されてからあまり期間が経っていないため、まだまだこれからというところかと思います。ここはLiteSpeedという比較的新しい技術を取り入れているため、致し方ないかと思います。

 

まとめ

LiteSpeedは高速処理が可能なWebサーバであり、今後普及していくと思われます。また、現時点ではLiteSpeedが利用できるレンタルサーバは2社のみですが、今後対応していくレンタルサーバも増えていくかと思います。

mixhostブログ運営
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