「毎日8時間寝ているのに、朝起きたら身体がぐったり」なんて時ありませんか?
私もたまにそんな日があったので、「いつでも質の高い睡眠を取りたいな」と考えてました。
そんな時に偶然見つけたのが「裸で寝ることによる7つの意外なメリットが研究によって裏打ちされた」という海外サイト(lifehack)の記事です。
「裸で寝ることで本当に7つもメリットがあるの?何それ?誰が研究したの?」って感じですよね。私もそう思ったのですが、朝スッキリしない日が続いたため、試しに裸で寝てみることにしました。
そして、実践した結果、「裸で寝るとよく眠れる!でも、ただ裸で寝れば良いわけではない!」ということを身を持って経験しました。
というわけで、この記事では
- 裸で寝るとは?
- 裸で寝ることによる7つのメリットとは?
- 実際に裸で寝るときに気をつけることは?
について、実体験を交えて紹介したいと思います。参考になれば幸いです。
裸で寝るとは?

Photo via Visualhunt.com
今回お伝えする「裸で寝る」とは、衣服を脱いで布団を掛けている状態を指します。衣服を脱いでいる為、布団に肌が直接あたります。
全裸で何も掛けずに寝れば、ただ風邪を引くだけですのでご注意ください。笑
米国では約1割の人が裸で寝ている!?
裸で寝ることは日本人ではあまり馴染みのない習慣ですが、アメリカでは約1割の人が裸で寝ているそうです。
ただ日本でも、芸能人は裸で寝る人が多いそうで、叶姉妹のお二人、深田恭子さん、斎藤工さんなどが裸寝を実践しているようです。(ネットで見た情報なので、本当かはわかりませんが。笑)
裸で寝ることによる7つのメリット
先ほどのlifehackの記事では、『裸で寝ることによって7つのメリットがあるという研究結果が出た』と紹介されていました。
以下が7つのメリットです。
- 老化を遅らせ、若々しい肌が手に入る
- 幸せに感じる、ストレスから解放される
- 睡眠の質が向上する
- 健康な体を維持できる
- 病気に対する免疫力が上がる
- 女性のデリケートゾーンを感染から守る
- 男性の精力を増大させる
それでは7つのメリットについて順番に見ていきます。(少し小難しい話が続きますが、ご了承ください)
老化を遅らせ、若々しい肌が手に入る
部屋の温度を21度ぐらいに保って裸で寝ると、メラトニンというアンチエイジングホルモンと成長ホルモンの2つが分泌されます。これらのホルモンは、肌や髪質・運動能力を向上させます。
冬場は暖房を高く設定して眠る方も多いと思いますが、寒いからといって高くしすぎたり、部屋の温度を21度に設定していても厚手のパジャマで布団を掛けて寝ていたりすると体温が上昇しすぎるため、これらのホルモンが分泌されにくくなります。
幸せに感じる、ストレスから解放される
裸で寝ると、オキシトシンという愛情ホルモンが分泌されてストレスから解放されます。オキシトシンは満足感を感じるホルモンで、腸の運動改善や血圧低下を促し、ストレスやうつ病に対しても効果があると言われているホルモンです。
アメリカのある調査によれば、「裸で寝るカップル」の方が「服を着て寝るカップル」よりも幸福度が高いという結果も出ています。
(どうやってこの調査を実施したのかは、私も詳しく聞いてみたいです。)
睡眠の質が向上する
オーストラリアのある研究によると、体や皮膚の温度調節がうまく出来ている場合には熟睡できるという研究結果が出ています。逆に、体温調節がうまく出来ていない場合は不眠症の原因になる等の研究結果も見えてきています。
裸で寝ると体温が上がりすぎることを防ぎ、睡眠の質が向上することが期待できるというわけです。
適切な体温調節が熟睡への近道となる
こちらの記事でも紹介されていますが、眠りの深い睡眠をとるためには体温を上げすぎないことが大事です。
そのため、裸で寝ることによって、体温の上昇を抑えて、人間にとって快適な環境で眠ることができるというわけです。
ノンレム睡眠(深い睡眠)や、とくに眠りが深い「徐波睡眠」では、体温の低下が大きくなります。
健康な体を維持できる
質の悪い睡眠が続くことで、脂肪燃焼や食欲制御のホルモンの分泌が抑えられ、体重増加の原因や糖尿病の発症リスクが約3倍になる等の研究結果が出ています。
裸で寝ることで適切な体温調節が出来るようになって深い睡眠が得られることで、太りにくく、健康な体を維持することに繋がるようです。
病気に対する免疫力があがる
裸で寝ることによって、愛情ホルモンの「オキシトシン」やストレスホルモンの「コルチゾール」などが健康な体を維持するための最適な量となります。
このストレスホルモンなどが適切な量に保たれることによって、自分の免疫力をあげる効果があるという研究結果があるようです。
こちらの記事でもコルチゾールが増加しすぎると、免疫力が低下してしまうという紹介がされています。
コルチゾールが多くなると免疫力が低下するために感染症にかかりやすくなる
女性のデリケートゾーンを感染から守る
細菌は暖かく湿った環境で繁栄しやすいです。カルフォルニア大学の准研究員によると「裸で眠ることで細菌の繁栄を抑えることができる」という研究結果が得られたようです。
裸で眠ると女性のデリケートゾーンを換気できるようになる結果、乾燥を維持し、感染の確率を下げることができるというようです。
こちらの記事でも裸で寝ると、女性のデリケートゾーンの炎症を改善される可能性があることが紹介されています。
寝るときに下着を履かないか、通気性の良い下着を履くことで、膣炎(膣の炎症)の症状が改善する可能性があります。
男性の精力を増大させる
男性の精力を増大させるための理想的な環境とは風通しが良い事と言われています。
普段、寝ている時は下着を身につけた上に布団を掛けていると思いますが、その場合体温が上昇しすぎてしまい、精力が作りにくい環境となってしまいます。
そこで、裸で寝ることで風通しの良い環境を作ることによって、精力の増大に繋げるというわけです。
もともと、男性の場合は精力を作りやすい環境とするために垂れ下がるような体の作りになっています。もし風通しを良くする必要がなければ、女性と同じように体内にある方が安全ということのようです。
アメリカでも同様の研究が行われて、精力低下が招かれることがあるという研究結果が出ているようです。
アメリカ国立成育医療研究センターとスタンフォード大学が最近行った共同研究によると、下着を履くことで睾丸が温まりすぎて精力の低下を招くことがある
実際にやってみました
というわけで、いろんなメリットがあるようなので私も実際にやってみることにしました。しかし、いきなり”全裸”は抵抗感があったので、徐々にやっていくことにしました。
裸で寝るための4つのSTEP
こちらのサイトを参考にさせていただき、以下4つのSTEPを踏む事にしました。
STEP1:パンツを履かずに寝る(ズボンは履く)
STEP2:上半身のみ服を着て寝る
STEP3:半袖Tシャツ1枚のみで寝る
STEP4:裸で寝る
また、「Sleep meister(スリープマイスター)」という睡眠アプリを使って睡眠効率を計測して、睡眠効率が向上したかを計測しました。
というわけで、実際にSTEP1からやってみました。
STEP1:パンツを履かずに寝る
「こんなの簡単でしょ?」と思うかもしれませんが、これだけもすごい違和感がありました。
これまでの人生でパンツを履かずに寝たことがなかったので、少し緊張してしまい、始めた頃は逆に、寝付きが悪かったです。
ただ、開放感があることは間違いなく、3,4日で慣れてきました。結局、STEP1は1週間ほど実施して、STEP2に行く事にしました。
STEP2:上半身のみ服を着て寝る
STEP1で慣れたこともあり、そこまで抵抗感なく、寝ることができました。
また、実際に寝付きも良く、快適に眠れました。下半身裸で寝るって結構良いかも!?と思い始めました。
しかし、初めて下半身裸で寝た次の日の朝、妻から「何やってんの!?」と大声で叫ばれました。妻は「アホがいる」と笑ってくれたのでまだ良かったです。
家族に対しての事前説明は必須ですね。このSTEP2は約1週間ほど続けていました。
が、そんなある日、事件が起きました。
酔って帰ってきた私は「もうSTEPとか踏まなくてもいい!」という謎の強気な行動を取り、いきなりSTEP4の「裸で寝る」をやってしまいました。
その結果、見事に風邪を引きました。。。。。
(これをやったのは冬の2月だったので、大失敗でした。)
妻からも「本当のアホがいた」と言われました。(返す言葉もなかったです)
ということで、私の裸で寝るという試みは風邪をひいて終了しました。
実際にやってみた結果、わかったこと
風邪を引いた私が言うのもなんですが、実際にやってみてわかったことをまとめておきます。
やり始める季節は春か夏にして、部屋の温度管理に気をつける
初心者の方がやる場合は、夏の時期から開始した方がよいです。冬にやると、私のように風邪を引きます。
そして、部屋の温度の管理には気をつけてください。夏にクーラーつけた部屋で裸で寝ると風邪を引く可能性もあると思います。
先ほどの記事では「部屋の温度は21度に保つのが良い」となっていたため、一つの目安にしてみてください。
周囲の人の理解を得る必要がある
これは絶対やっておいた方がよいです。急に裸で寝始めると、周囲の人にビックリされます。そして、周囲の人から止められた時はやめた方がよいと思います。笑
布団を干す周期を早める必要がある
衣服を着ていた場合は汗を衣服が吸収してくれますが、裸で寝ると肌が布団に直接触れるため、布団が汗を吸収することになります。そのため、衣服を着て寝る時よりも裸で寝る時の方が、布団を干す周期を早める必要があります。
こちらの記事で羽毛布団の場合は1ヶ月に1回程度と紹介されていますが、2週間に1回や1週間に1回など、周期を早める必要があります。
「裸で寝ていて、ダニに噛まれた」なんてエピソードもあるようです。そう考えると、布団を干す周期については気をつけておきたいですね。
まとめ
裸で寝ることによって睡眠の質が向上したり、色んなメリットがあるかと思います。私自身も数日間は睡眠の質が上がったことを感じることができました。
ただ、デメリットとして布団を干す頻度はあげる必要があります。清潔な布団で眠ることが大事だと思います。
そして、注意事項としては周囲の人の理解を得た上で実施してください。笑
コメント
全裸でなくとも露出が多い服装で皮膚の張りが良くなります。お相撲さんみたいに一日中さらしているのが理想かな。逆に服を着せられた犬は毛並みが悪くなります。雨風に当たった野生動物の毛並みは魅力的だと思います。
キンガスキ様>
返信が遅れ失礼いたしました。コメントありがとうございます。
なるほどです。犬も人間も外部環境に適応できるようになっているんですね。
勉強になりました。ありがとうございます。