先日、2016年4月に渋谷のマークシティ付近にオープンした「POTA PASTA(ポタパスタ)」に行ってきました。
ここでは生パスタが380円〜という破格の値段で食べることが出来ます。食べた感想としては普通に美味しいパスタで、「安い・うまい・早い」パスタのファストフード化が実現されていました。
今回は「POTA PASTAって何?何でそんなに安いの?」と「実際に食べた感想」についてお伝えしたいと思います。
POTA PASTA(ポタパスタ)とは
出展:食べログ
生パスタが380円から楽しめる自家製生麺専門のパスタ屋です。どんな会社が経営していて、なぜ破格の生パスタが提供できるのかについて調べてみました。
ポタパスタの店舗
POTA PASTAは現在、渋谷 (東京)、大森(東京)、三ノ宮(兵庫)の3店舗を出店しています。2016年4月に初号店の渋谷にオープンしたばかりですので、順調に店舗を増やしていると思います。
お店によって若干値段が異なっており、三ノ宮(兵庫)では「奇跡のボロネーゼ:550円」ですが、大森や渋谷だと「奇跡のボロネーゼ:480円」だったりします。
とはいえ、かなり安くて美味しい「コスパ最高」というお店です。
経営している会社
越後屋「東京都港区、代表取締役:江波戸千洋氏」が「POTA PASTA(ポタパスタ)」を経営しています。
越後屋は「POTA PASTA」以外にも「立喰い焼肉 治郎丸」や「炭火焼干物食堂 越後屋」なども経営しています。
◆「立喰い焼肉 治郎丸」
なぜそんなに安く出来るのか?

Photo via VisualHunt
通常のパスタチェーン店「カプリチョーザ」や「ジョリーパスタ」や「五右衛門」等では、1,000円前後のパスタが主流です。セットにすると、1,500円前後になってきます。
しかし、「POTA PASTA」では380円〜と破格の値段でパスタを食べることが出来ます。それはなぜなのかというと、以下2つの理由があるようです。
理由1:生パスタにすることで待ち時間を短縮

Photo via Visual Hunt
従来のパスタチェーン店では主に、パスタは乾麺を使っていたため、茹で時間が7分〜8分程かかってしまい、客席の回転数があまり見込めませんでした。
そこで「POTA PASTA」では生パスタを使う事で茹で時間を短くし、客席の回転数をあげることを目指したのです。
また、パスタやパスタソースを工場で製造した後に最新技術を使って急速冷凍させています。お店では、冷凍されたパスタとパスタソースを茹でて和えるだけでという簡単なオペレーションになっています。
理由2:系列店の食材/流通網を活用することで原価を低減

Photo via Visual hunt
POTA PASTAには複数の系列店があり、そこの食材や流通網を活かす事によって、材料費(原価)を抑えているそうです。
- 奇跡のボロネーゼ:「治郎丸」(系列店)で使用されているA4~A5ランクの和牛端肉
- 魚介系のパスタ :「越後屋」(系列店)で使用されている鯖やサーモンハラスの炭火焼
実際に、POTA PASTA渋谷店は「立ち食い焼き肉 治郎丸」渋谷店の2Fにありますので、食材を提供しやすい環境なのだと思います。
参考:http://food-stadium.com/headline/16336/
実際にPOTA PASTAで生パスタを食べてみました
ポタパスタ 渋谷店へのアクセス
出展:食べログ
ポタパスタ渋谷店は、渋谷駅から徒歩約3分の渋谷マークシティ近くにあります。住所は「東京都 渋谷区 道玄坂 2-6-7 2F」で、目の前に啓文堂書店の渋谷店があります。
お店の前にはパスタのメニューがずらりと並んでいます。
出典:レシピブログ
ご覧の通り、POTA PASTAはパスタの種類も多く、全部で22種類のパスタがあります。さらに、麺は太麺か細麺を選ぶ事が出来ます。
色々と悩みましたが、私はトマトモッツァレラパスタの太麺を選びました。
トマトモッツァレラの感想
私が選んだトマトモッツァレラですが、「美味しかった」です。
さすがに、ボリュームと味は「カプリチョーザ」や「五右衛門」の方が上だと思いますが、コスパはぶっちぎりで1位だと思います。
トマトモッツァレラに入っていた具材毎に感想をまとめていきたいと思います。
具材 | 感想 |
トマトソース | 若干、しょっぱかった。味は普通だが、カプリチョーザや五右衛門の方が上 |
パスタ(太麺) | 普通のパスタと比べて太め。うどんに近い印象。量は少なく、80~90g程度。(通常のお店では110g~130g) |
ミニトマト | 半分になったミニトマトが5〜6個入っていた。味は美味しい |
モッツァレラチーズ | 食感、味ともに非常に良い。想像以上によく伸びる。 |
バジル | 乾燥バジル等ではなく、ちゃんとした生のバジル。美味しい。 |
粉チーズ | 普通の粉チーズ。 |
奇跡のボロネーゼの感想
出展:食べログ
後日ポタパスタに行った際に「奇跡のボロネーゼ」も食べてきました。
食べた感想は、
「肉うまっ!柔らかっ!」
さすがA4、A5ランクの肉は違いますね。切れ端を使っているということですが、普通に美味しいです。これで480円はお得すぎます。
トマトモッツァレラの時のように、何が入っていたかを細かく見ようと思っていたのですが、肉の旨さに感動して、完全に忘れてました。
たぶん、”ボロネーゼソース”と”パセリ”と”肉”のみだと思います。ボロネーゼソースの中身はミンチが入っているのはわかりますが、細かくは解析できず。。。
伝説のミートソースの感想
出展:食べログ
またまた後日「伝説のミートソース」も食べてきました。
しかし、これまでの感想と比べると
- 初めて行った時の「トマトモッツァレラのコスパに感動!」
- 2回目は、「A4〜A5ランクの肉のうまさに感動!」
- 3回目の今回は、「。。。。。」
って感じでした。
ソースに大きな特徴がなく、淡泊な味になっていて、麺が強調されてしまっているように感じました。
麺が美味しくないというわけではないですが、うどんに近いので、”うどんにミートソースをかけた”みたいな感じでした。とはいえ、好みは分かれると思います。
ちなみに、パスタは全て実際に食べに行ったのですが、写真は全て拝借しました。料理の写真を撮るのはどうも苦手で。。。
なお、席に案内されるとフォークとスプーンが既に用意されており、価格の割にオシャレな感じになっていました。細かいところにもこだわりが見えました。(これは自分で写真撮りましたよ。ピントが合ってないし、いまいちですね笑)
まとめ「どんな業界でも目付けが大事」
POTA PASTAの生パスタは普通に美味しかったです。コスパが非常に良く、また行きたいなと思いました。次は2皿頼んでも良いかな?と思ったぐらいです。
なお、今回POTA PASTAについて色々と調べて私が一番感じたことは、目付けの重要性です。私は今まで、「生パスタ=手間がかかって、高い」と思っていました。
しかし、このPOTA PASTAでは「生パスタは手間がかかって高い。でも、茹でる時間が短い」と、茹でる時間に着目して、手間がかかる部分は自分たちのうどん屋の経験と最新の冷凍技術で補ったというわけです。
正直、目の付け所が素晴らしいと思いました。やはり、どんな業界でも「目付けが大事」ですね。どこに目を付けるか、この障壁をクリアすれば戦えると思ったら、その障壁をどうやって乗り越えるかを考える。
そんなPOTA PASTAは順調に店舗数を増やしていっており、虎ノ門駅や大森駅にも店舗を増やしていくそうです。
渋谷店もそうでしたが、新しくオープンした大森店もランチやディナーの時間帯は常に行列が出来ているそうで、これからもどんどん店が増えていきそうですね。
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