はじめて妻が妊娠したと分かると、「自分も父親になるのかー」と思いますよね。妊娠して子どもを産むのは妻しか出来ませんが、夫はそれを支える必要があります。でも、何したら良いかもわからないし、何に気をつけたら良いかもわかりません。
私も一人目の子どもが産まれた時はそうでした。妻に色々と教えてもらいつつ、自分で調べながら、徐々に父親らしくなっていった気がします。
今回は自分の経験を活かして、「妻が妊娠してから出産するまでの間に最低限知っておいたほうがよいこと」を10個にまとめました。大体、この時期にこういうことをしないといけないんだなーと理解してもらえれば嬉しいです。
もし、この記事を妊娠した女性の方が見ている場合は夫にこのURLを送って見てもらうとよいかもしれません。笑
妊娠〜出産までに夫が知っておいたほうがよいこと
それでは、妊娠発覚から出産まで、2ヶ月単位で夫が知っておくべきことを2個ずつ、合計10個書かせていただきます。
時期 | 夫が知っておいたほうがよいこと |
妊娠発覚〜妊娠2ヶ月 |
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妊娠3ヶ月〜4ヶ月 (つわり) |
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妊娠5ヶ月〜6ヶ月 (安定期) |
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妊娠7ヶ月〜8ヶ月 |
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妊娠9ヶ月〜出産直前 |
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それではここから1つずつ見ていきたいと思います。
妊娠発覚〜妊娠2ヶ月頃に夫が知っておいたほうがよいこと
①妊婦がやってはいけないことの把握と配慮
胎児への悪影響があるとして、妊婦がやってはいけないと言われていることはいくつかあります。
- カフェインの過剰摂取
- 飲酒
- たばこ
- 自転車に乗る(振動) 等々
コーヒーやお酒が好きな女性にとってはつらい時期になりますので、旦那も一緒に我慢するなどの配慮になることも意識した方が良いです。(把握だけで終わらない方が良いです。)
なお、カフェインの摂取は少しであれば問題ないと言われています。具体的な量として、日本では一般的にコーヒー1杯程度(150mg/日)に抑えるのがよいと言われています。なぜカフェインを摂取しない方がよいのか、カフェイン入りの飲み物が何かについてはこちらの記事をご覧ください。

②妊娠したことをいつ誰に言うかは妻と相談が必要
妻から「妊娠した」と言われても、それを誰にいつ言うかは妻としっかり相談した方が良いです。なぜなら、妊娠初期は流産する可能性が10%〜15%程度あるからです。
比較的確率が高く仕方がない部分もあるのですが、妻はこの流産に非常に敏感です。もちろん、流産すると妻にとって精神的、身体的にも負担がかかるため、敏感になるのは当然です。夫としてはそれらを理解した上で、誰にいつ言うかを妻としっかり相談しましょう。
実際、いつ誰に報告するのが良いか
妊娠の報告対象となるのは、妻と夫のそれぞれに「職場の人/友人/両親」がいるため、主に6カ所への報告を検討する必要があります。
早めに報告すべきは、妻の「職場の人/両親」です。職場の人にはつわりの時期がしんどくなることや産休を取得したいことを伝える必要があるため、早めに報告する必要があります。また、里帰り出産をする可能性もあるため、妻の両親には早めに報告が必要です。
それぞれの対象に報告する時期をまとめる以下のような表となります。
◆報告時期◆
職場の人 | 友人 | 両親 | |
妻 | 早め (2〜3ヶ月) | 安定期 | 早め (2〜3ヶ月) |
夫 | 安定期※ | 安定期 | 早め〜安定期 |
※夫が育休を取得する場合は早めに報告しておいた方が良いです。
参考記事:流産の原因と症状、予防法、確率まとめ
妊娠3〜4ヶ月頃に夫が知っておいたほうがよいこと
③つわりは精神的にも身体的にもつらいことへの理解
つわりはしんどい、しんどいと聞くけど、どれぐらいしんどいのかよくわかりませんよね?私もよくわかっていなかったので、妻に聞いたところ、つわりは「酒を普段よりもかなり飲み過ぎた次の日の二日酔いがずっと続いている感じ」ということでした。これを聞くと、少し手伝う気になりませんか?私はそれは大変だと思いました。笑
ただ、今まで全く家事をやっていなかった方がいきなり家事を色々とやるのは無理だと思います。そのため、まずは買い物の負担を減らすために「ネットスーパーや生協を頼む」とか「家事をやってくれる食洗機やルンバを買う」とかが良いかと思います。
私も何かやってあげようと考えた記事がこちらですので、参考にしてください。

④里帰り出産するかの検討
里帰り出産するかどうかで、赤ちゃん用の服をどこで買っておくかなど、今後の準備が大きく変わります。また、両親への挨拶など、里帰りする場合に必要な準備もあります。
夫はよく「里帰り出産するから、当分自由だー」なんて考えてしまうと思いますが、そんな単純なものではありませんよ。笑 色々と考えることがあります。一番大事なことは妻の負担が少ない方を選ぶですが、里帰り時に夫として考えることについてまとめましたので、参考にしてください。

妊娠5〜6ヶ月頃に夫が知っておいたほうがよいこと
⑤両親学級/パパママ教室に参加する
この時期に入ると、つわりがおさまり、少し安定する頃です。(いわゆる安定期というやつです。)この時期まできたら、友人や職場の人にいっても良い時期です。また、この頃にはパパママ教室、両親教室などと呼ばれる行政がやっている教室に行った方が良いです。父親としての自覚を持てるようになります。
なお、病院によっては、「出産に立ち会うなら、病院が開催する両親学級や講習に参加する必要がある」というのもあります。自分が立ち会うかどうかも含めて、検討しておいた方が良いです。
⑥近隣の保育園探しを始める
昨今、問題になっている保育園への入園ですが、この時期から保育園を見に行く人もいます。保育園に預ける方は妻のお腹が大きいうちから探し始めて、気に入ったところで先に申し込めるところは早めに申し込んでおきましょう。
妊娠7〜8ヶ月頃に夫が知っておいたほうがよいこと
⑦赤ちゃん用品を買いそろえる時期
この頃になると、いよいよ赤ちゃんが産まれる準備です。赤ちゃん用品については周囲の先輩らの意見を踏まえて、赤ちゃん用品の必要/不要リストを作って整理しておきましょう。
また、両親も子どもが産まれることを楽しみにしていると思います。両親からプレゼントをもらうと思いますが、妻の両親と夫の両親でプレゼントが被らないようにしっかりと調整しましょう。ベビーカーが2台なんてなると、妻の実家に帰る時はこのベビーカー、夫の実家に帰る時のこっちのベビーカーなんてなってしまいますよ。笑
⑧里帰りする人はこの時期から里帰りする時期
里帰り出産する人は里帰りをし始める時期です。里帰りする時は夫も付き添って、妻の両親への挨拶/お礼金を渡すなど、準備をしっかりしまよう。
また、里帰り出産をしないと決めた場合は出産に向けて色々と準備が大変です。出産に備えて陣痛タクシーに登録しておくなど、出来る限りの準備はしておいた方が良いです。詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。

妊娠9ヶ月頃〜出産直前に夫が知っておいたほうがよいこと
⑨出産後に必要な手続き(出生届、児童手当等)を理解する
妻が出産した後、妻は退院直後で外出は難しいので出生届などを提出するのは夫の役割です。そのためいつまでに何をどこに提出しないといけないか、しっかり抑えておいた方がよいです。
基本的には「出生届」と「児童手当」の2つが子どもが出生してから約2週間以内に提出しないといけないものです。こちらの記事で出産後に必要な手続き一覧をまとめています。参考にしてください。

⑩子どもの名前を確定させる
この頃には性別もある程度わかっていると思いますので子どもの名前は2、3個にはしぼっておいた方が良いです。上の説明でも書いたように、子どもが産まれてから14日以内に出生届を提出する必要があり、そこに名前を書く必要があります。
子どもの名前は「どういう子になってほしいか」や「画数を調べる」など、色んなアプローチから決めることになると思いますので、余計な悩むと思います。この頃までには妻と方針を定めて、候補をしぼっておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。出産で一番大変なのは妻ですので夫は色んなことに対する準備や配慮が必要です。今回ご紹介した内容を自ら率先して、妻にやってあげると妻の評価が変わるかもしれません。少なくとも子どもが産まれてから文句を言われることは少ないかもしれませんね。
最後に1つだけ言わせて頂くと、妻が妊娠中に浮気してる暇なんてないですよ。そんな暇があるなら、家事/洗濯/料理をやって妻の負担を減らしてあげないといけないです。(綺麗事かもしれませんが。笑)
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