サラリーマンの皆さん、いつもお仕事お疲れ様です。
ところでシューキーパーって使ってますか?
シューキーパーは革靴の湿気を取ってくれるだけでなく、靴のシワを伸ばしてくれたり、嫌な匂いを取ってくれたりします。
私は営業職のせいか、革靴をローテーションして使ってもすぐに壊れてしまうことが多かったです。
何とか革靴を長持ちする方法はないかなと調べたところ、シューキーパーに出会いました。シューキーパーを使うことで半年から1年以上は革靴の寿命が伸びたと思います。
今回はそんなシューキーパーの使い方、選び方、メンテナンス方法等についてご紹介します。
「入れっぱなしで大丈夫なのか?」とか「いつシューキーパーを靴の中に入れるのか?」といった疑問についても解説します。
「靴の嫌な匂いを取りたい」、「少しでも革靴を長持ちさせたい」と考えている方、シューツリーを使うことも検討してみてください。
シューキーパー(シューツリー)とは?
シューキーパーとは革靴の中に入れて、革靴の湿気を取ったり、革靴のシワを伸ばしたりするものです。
革靴を長持ちさせるためには必須のアイテムです。
シューキーパーと呼ばれるのが一般的ですが、シューツリーやシュートリーと呼ばれることもあります。
シューキーパーの3つの効果
1.靴の湿気を取る(乾燥)
シューキーパーを靴に入れることで、靴の湿気を取ることができます。
一日履いた靴は足の裏の汗で湿気が充満しています。靴に湿気が残ったまま放置すると、嫌な匂いやカビの原因となってしまいます。
サラリーマンが靴を履き続けると、靴の中の湿度は90%を超えるそうです。湿気をしっかり取るためにもシューキーパーは非常に効果的です。
2.靴の匂いを取る(殺菌・脱臭効果)
靴の中で湿気が溜まると、菌が繁殖してイヤな匂いが発生しやすくなります。
シューキーパーは靴のイヤな匂いを取る効果があります。特に木製のシューキーパーは、殺菌・脱臭効果が高いです。
3.靴の形を整える
シューキーパーの最大の特徴は、靴のシワを伸ばして形を整えることです。
靴のシワが残ったまま履き続けて、そのシワの部分から靴が痛んだ経験をお持ちの方も多いと思います。
そこで、シューキーパーを使うことで、靴の縦方向や横方向にテンション(靴を伸ばす力)がかかり、靴のシワを取ったり、形を整えることができます。
シューキーパーを選ぶ時の5つのポイント
シューキーパーの選び方について、5つのポイントをご紹介します。
1.木製のシューキーパーにする
シューキーパーは木製の方が良いです。プラスチック製は水分を吸収しにくく、靴の湿気をとることができません。
また、木製のシューキーパーの中でも特に「シダー製(レッドシダー製)」が良いです。
「シダー製(レッドシダー製)」は抗菌・殺菌・消臭効果があり、カビや革靴の嫌な匂いを防止できます。木の香りも良く、靴の匂いに悩んでいる方は特におすすめです。
シューキーパーの素材による違いはこちらの別サイトで詳しく説明されています。ご参考まで。
参考 シューキーパーの基本を網羅!素材、選び方、入れるタイミング、おススメの一品まで
2.差し込むタイプのシューキーパーにする
シューキーパーの種類は大別すると「差し込むタイプ」と「折り曲げるタイプ」の2種類があります。
シューキーパーの「差し込むタイプ」とは、靴の中にシューキーパーを差し込み「バネ」や「ネジ」などで長さが調節されるタイプです。
有名ブランドから「無印良品」などの庶民派ブランドまで、幅広く販売されています。
シューキーパーの「折り曲げるタイプ」とは、シューキーパーを曲げて靴に入れるタイプです。ダイソーなどでも売られています。
この「折り曲げるタイプ」のシューキーパーは、靴のかかと部分に負荷がかかりやすく、かかとがダメになりやすいです。
そのため、この「折り曲げるタイプ」のシューキーパーはあまりおすすめできません。
引用 Amazon
3.高価なものではなく、サイズのあったものを選ぶ
シューキーパー選びで最も大事なのはサイズです。値段が高ければ高いほど、良いというわけではありません。
大きいサイトを選ぶと、靴へのテンション(伸ばす力)が強くなりすぎて、靴が痛みやすくなり、逆効果となってしまいます。
4.つま先が可動式になっている(割れている)
シューキーパーはつま先が可動式(割れている)のものを選びましょう。
可動式になっていることで、シューキーパーが数mmは伸縮可動するため、より靴にフィットしやすくなります。
シューキーパーのサイズ選びに失敗しないためにも、つま先が可動式(割れている)ものにしましょう。
5.自宅用と出張用は使い分ける
仕事で出張に行くと、革靴で長時間歩くことが多いと思います。そのため、出張時にもシューキーパーは使いたいところです。
しかし、木製のシューキーパーは、物によりますが大体1kg前後の重さになります。出張や旅行などでもシューキーパーを使いたい方にとって、持ち運ぶには少し重いです。
そのため、出張用にはプラスチック製のシューキーパーがおすすめです。軽いので、出張先にも持っていきやすいです。
参考 楽天市場
シューキーパーの使い方・入れるタイミング
シューキーパーの使い方
まず、シューキーパーを靴の途中まで入れます。
次に、かかと部分を折り曲げながら、”グッ”と奥まで入れます。
最後に、かかと部分を入れれば完成です。
取り出す時は、「かかと部分のフック」と「かかと」を持って取り出しましょう。無理に取り出すと靴が傷つくので注意してください。
出典 楽天市場
シューキーパーを入れるタイミング
シューキーパーは基本的には「脱いだらすぐ入れる」です。
ただし、雨で靴が濡れた日や汗をたくさんかいた日などは、半日ほど天日干しして、乾かしてからシューキーパーを入れてください。
雨で濡れた靴にすぐシューキーパーを入れると、シューキーパーのカビの原因になりますので注意してください。
シューキーパーの手入れ
紙やすり・天日干し
木製のシューキーパーを使っていると、シューキーパー自体にカビが生えることがあります。
カビが生えてしまったら、紙やすりで削りましょう。紙やすりでシューキーパーを削ることで、カビが取れるだけでなく、木の良い匂いが復活します。
また、カビが生えることを防止するために、定期的にシューキーパーを天日干しすることも大事です。
水で洗うのは絶対にダメ
木製のシューキーパーに泥がついてしまったり、何かで汚れたとしても、水で洗ってはいけません。
シューキーパーも消耗品
はっきり言うと、シューキーパーは消耗品です。ずっと使えるものではなく、カビが生える、バネが弱くなるなど、いつか使えなくなってしまいます。
メンテナンスして長く使うことも大事ですが、「あれ?そろそろ効果が薄くなってきたかな?」と思ったら、買い換えることも大事です。
入れっぱなしは良くないのか?
「シューキーパーの入れっぱなしは良くない」という話をよく耳にします。
シューキーパーの入れっぱなしに関しては、「シューキーパーのテンションのかかり具合による」となります。
テンション(靴を伸ばす力)のかかり具合が強いシューキーパーの場合は、靴が伸びて靴自体がダメになってしまいます。
シューキーパーの目的が消臭や除湿(乾燥)であるため、なるべくシューキーパーを入れっぱなしにした方が良いですが、テンションのかかり具合には気をつけましょう。
新品の革靴へのシューキーパーの入れっぱなしは要注意
新品の革靴にシューキーパーを入れる場合は、入れっぱなしではなく、短時間で様子を見るようにしてください。
新品の革靴は元々、履いていくうちに自然と伸びていきます。しかし、シューキーパーで意図的に伸ばすと、革靴の履き心地に関わってきます。
私の場合は、5〜6回革靴を履くまではシューキーパーを入れないようにしています。なるべく自然な形で革靴が伸びた後にシューキーパーによるシワ伸ばしをする方が良いと考えているからです。
ただ、これも個人差があると思います。自分の使いやすい方法でシューキーパーを使ってみてください。
まとめ
シューキーパーの使い方や選び方、メンテナンス方法などについてご紹介しました。
シューキーパー選びで最も大事なことは、サイズ感です。
ただ、ピッタリのシューキーパーをネットで選ぶことは至難の技です。
そのため、お店に行って実際にシューキーパーを革靴に入れてみるか、もしくは失敗しても後悔しない金額のシューキーパーを購入し、最悪壊れても後悔しない革靴に入れて使うのが良いかと思います。
私が持っているシューキーパー
最後に、私が持っているシューキーパーのご紹介です。
レッドシダー製でつま先部分も可動するタイプのシューキーパーです。値段も抑え気味なので、おすすめです。
これはプラスチック製なので、出張用としてもっています。
一番気に入っているシューキーパーです。高すぎず、安すぎず、コスパが最も良いと思います。アロマティックシダーで作られており、個人的にはこの匂いが大好きです。
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