先日、WordPressのテーマをSimplicity2からCocoonに移行しました。(移行時の注意点や手順はこちらの記事をご覧ください。)
Cocoonに移行した目的は、サイトデザインの作りやすさや文章の装飾のしやすさなどがありますが、個人的に一番良いなと思っていたのが、サイトの高速化です。
Cocoonのサイトでは、Googleの「PageSpeed Insights」のスコアが90点台後半以上が望めるとなっています。
テーマ側の設定のみで100点~90点台後半は出るかと思います(※外部タグ、プラグインにより変わります)。
引用 Cocoon
プラグインやGoogle Analyticsのタグなどによって多少の変動はあるとも書かれていますが、それでも凄い高速化が見込めそうです。
という訳で、実際に私も「移行前の速度(Simplicity2)」と「移行後の速度(Cocoon)」について比較してみました。
Googleが2018年7月から「Google Speed Update」を行うなど、サイト運営において、サイトの高速化は今後も重要なテーマだと思います。
「Cocoonで高速化がアピールされているけど、実際のところはどうなの?」と気になっている方の参考になれば幸いです。
サイト速度測定の前提条件
サイトの状態
サイトの速度を測定する前に、いくつか前提条件についてご説明します。
- 速度測定は速度を測定したサイトは、本サイト
- プラグインは全部で14個~16個
- Cocoonで適用しているプラグインは、Simplicityと比べて以下2個のプラグインが少ない
- Table of Contents Plus(目次表示のプラグイン)
- Simple GA Ranking(人気記事表示のプラグイン)
- Cocoonは独自カスタマイズが少なく、style.cssやfunction.phpの容量が小さい
- レンタルサーバは同じ(mixhost)
- phpのバージョンも同じ
Cocoonが多機能であるため、Cocoonの方が「プラグインの数が少ない」や「独自カスタマイズが少なく、style.cssなどの容量が小さい」といった有利な部分はありますが、それもテーマの特徴ですね。
速度の測定方法
サイトの速度は以下2個のサイトで測定しました。
サイト速度を測定するには王道のサイトかなと勝手に思っています。笑 もし、他に良いサイトがあればご教授いただけると幸いです。追加で測定したいと思います。
移行前の速度(Simplicity2)
では、移行前の速度(Simplicity2)からご紹介します。
まずは、PageSpeed Insightsの結果です。
続いて、GTmetrixの測定結果です。
Simplicityの結果でもそこまで悪くない数字ですが、PageSpeed Insightsで90点台には届いていないですね。GTmetrixはかなり良い数字かなと思います。
移行後の速度(Cocoon)
続いて、移行後の速度(Cocoon)です。
まずは、PageSpeed Insightsの結果です。
続いて、GTmetrixの測定結果です。
なんと、PageSpeed Insightsの結果が99点と98点になりました。これまで、こんな高得点を取ったことがなかったので、かなり驚きです。Cocoon凄すぎですね。
GTmetrixの「Perfomance Scores」は若干の改善、「Page Details」の読み込み時間が0.3秒遅くなったようですが、サーバ負荷状況にもよるので誤差の範囲かなと思います。
まとめ
正直、ここまで良くなるとは期待していませんでした。Cocoonテーマを製作されたわいひらさんは、本当に凄いですね。
もちろん、どのサイトでもこのような結果になるかは分かりませんが、Cocoonはかなり高速化が見込めるWordPressのテーマだと思います。
参考になれば幸いです。
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