睡眠アプリは、枕元にスマホを置いておくだけで眠りの深さ等の睡眠効率を計測してくれるのですが、アプリの種類によっては柔らかい布団では睡眠効率が計測できない場合があります。
「SleepMeister」という睡眠アプリでは「センサーの感度を変える」という機能があり、この機能を使うことで柔らかい布団であっても睡眠効率を計測できるようになるかもしれません。
今回はSleepMeisterのセンサー感度とはどのようなものか、実際にセンサー感度を変えて眠りの深さを計測した結果について紹介します。
なお、SleepMeisterの基本的な説明についてはこちらの記事をご覧ください。

SleepMeisterで使用されるセンサーとは
まず、SleepMeisterでは睡眠の深さを計測するために、スマホの振動を利用しています。
スマホの振動を検知して、入眠の時間(寝始めた時間)や睡眠の深さ等を計測しています。(一般的に眠りが深いときは人はほとんど動かないため、振動が少ないそうです。)
そのため、スマホを置く場所が硬かったりすると、スマホが寝ている人の振動をうまく検知できず、測定できないという結果になってしまいます。
そこで、SleepMeisterという睡眠アプリでは、スマホを置く場所が硬い時にはセンサーの感度を強くする等、スマホを置く場所に合わせてセンサーの感度を変更できる機能があります。
この機能が搭載されている睡眠アプリは非常に少なく、あったとしても有料だったりします。SleepMeisterでは無料でこの機能を使えるため、素晴らしいですね。
センサー感度の設定方法
センサー感度は、SleepMesiterアプリの「設定」⇒「センサー感度」から設定できます。
まずは、SleepMesiterアプリを起動した後、「設定」画面を開いてください。
続いて、「センサー感度」を選択してください。
センサー感度は、デフォルトで「普通」になっていますが、「最も弱い」~「最も強い」の全部で9段階の設定が可能です。
ちなみに、このセンサー感度「最も強い」とは、寝る時の床が畳などで硬い時にセンサー感度を強くすることで、少し振動しただけで、起きていると判断させるようにできます。
つまり、センサー感度が強いほどスマホの振動に敏感となります(=起きていると判断されやすいということです)。逆にセンサー感度が弱い場合は、多少の振動でも寝ていると判断されるため、睡眠効率が良くなるという結果になります。
センサー感度を変更した結果
今回は結果が比較しやすいように、センサーの感度を「最も弱い」と「最も強い」の2つで測定した結果について、紹介します。
計測条件
「最も弱い」と「最も強い」の2パターンを別日で計測しました。別日で計測しましたが、
以下2つは同じもの/場所にしました。
- 寝具(ベッド、掛け布団、まくら)
- スマホを置く場所
ゴールデンウイーク真っ最中に計測したため、会社の疲れ等は残っておらず、いずれの日でも体調は良いと思います。笑
センサー感度「最も弱い」の測定結果
まずはセンサー感度を「最も弱い」とした場合です。ちなみに、繰り返しになりますが、センサー感度を弱くすると、少し振動しても揺れていると判断しないため、睡眠効率が良くなるはずです。
結果はこちらです。
グラフだけ見ると、「なんかいい感じに寝れている?」ように見えますよね。
ちなみに、普通で計測した時の結果はこちらです。
この2つのグラフだけ見ると、センサー感度を最も弱いにしてもあまり変わりないのでは?と思いますよね。
ただ、覚醒時間に着目して見てください。
覚醒時間が短い結果になっていると思います。
また、睡眠効率もセンサー感度が「普通」の時と比べると、かなり良い結果になっています。つまり、睡眠が非常に深かったという結果になっています。
それにしても、SleepMeisterのグラフ表示は1日の睡眠の中での眠りの深さが表示されているもののようですね。表示されている軸の単位が変動されているとは私も知りませんでした。
センサー感度「最も強い」の測定結果
続いて、センサー感度を「最も強い」にした場合の測定結果です。
こちらは一目瞭然ですね。なーんにも記録できていません。笑
センサー感度を強くしたため、少しでも振動すれば起きていると判断したのでしょう。
まとめ
もし、SleepMeisterで睡眠効率が計測できないという方がいらっしゃれば、センサー感度を変更して測定してみてください。
柔らかい敷布団で寝ている方はセンサー感度を強くしてみれば、測定できるようになるかもしれません。
なお、一度センサー感度を決めた後は変更しない方が良いです。今回の測定結果からもわかるように睡眠効率などが比較できなくなってしまうためです。
それにしても、センサー感度の変更等、細かいところまで気が利いているSleepMeisterは良いアプリだなーと改めて思いました。
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