私は日頃、睡眠アプリ「Sleep Better」を使って睡眠時間や睡眠効率などを測っています。
そんな中、知り合いから「こっちの方が良いよ」と、Sleep Meisterという別の睡眠アプリを紹介されました。実際に、「Sleep Meister」を使ってみたところ、非常に使いやすく機能が豊富な睡眠アプリでした。
ただ、2つの睡眠アプリを使うのは面倒なので、「Sleep Meister」と「Sleep Better」を比較してどちらを使うか決めることにしました。
比較する軸は以下2つです。
- 色んな機能が無料で使えるか
- 眠りの深さの測定精度
機能の比較
まずは、機能面について比較してみました。両方とも無課金での比較です。
機能内容 | Sleep Better | Sleep Meister |
睡眠が浅い時にアラームが鳴る機能 | あり | あり |
本日の行動を記録するメモ機能 | 6種類 | 6種類+自分で追加が可能 |
寝言/いびきを録音する機能 | なし | あり |
睡眠記録の結果を表示する機能 | 棒グラフ | 棒グラフと折れ線グラフ |
アラームの音をスマホのミュージックから選択する機能 | なし | あり |
機能面の比較結果はSleep Meisterの方が断然上です。
Sleep Meisterは初期設定のままでも十分に使えますが、色々とカスタマイズも可能になっています。毎日使う人にはとっては色んなデータがとれるため、嬉しい内容になってます。
Sleep Meisterの豊富な機能を説明した記事はこちらをご覧ください。

なお、Sleep Betterはシンプルかつスタイリッシュですが、機能が少ないです。ただ、250円を支払い、全機能を解放すれば「スマホのミュージックから音楽を選択する機能」や「睡眠分析機能」等が使えるようになります。
Sleep Betterの機能については以下の記事を御覧ください。

眠りの深さの測定精度
続いて、眠りの深さの測定精度について比較したいと思います。ただ、測定精度を計測するのは難しいので、今回は「自分の朝の目覚めた感覚と、アプリが記録した眠りの深さの適合(一致)の度合い」を評価することとしました。
計測期間は3日間としました。2つのアプリを同時に起動して、眠りの深さを記録します。私は朝目覚めた時に、「寝起きが良かったかどうか」、「途中で目が覚めたか」などの睡眠結果をメモするようにしました。
それでは、「私が感じた睡眠メモ」と合わせて、「Sleep Meister」と「Sleep Better」の結果についてご紹介します。
計測1日目
計測初日、私が目覚めた時の睡眠メモは以下のとおりです。
「眠たすぎて、8時間寝た日。入眠早い。寝起きも良く、疲れがとれている。」
Sleep Meisterの結果
入眠までに50分近くかかったという結果になっています。また、睡眠メモでは「気持ち良く寝れた」となっている中で、睡眠効率の結果も悪く、中途覚醒した結果になっています。
Sleep Meisterのこの日の結果は私の睡眠メモとは少し違う結果になっている気がします。
Sleep Betterの結果
入眠までにかかった時間が19分となっており、睡眠効率も良い結果になっています。私の睡眠メモと同じ結果になっています。
計測2日目
計測2日目、私が目覚めた時の睡眠メモは以下のとおりです。
「寝起きはそこそこ良く、疲れもあまり残っていない。ただ、途中で少し起きた」
Sleep Meisterの結果
この日の睡眠効率は93.8%になっており、1日目よりも良い睡眠結果となっています。これは、「疲れもあまり残っていない」という睡眠メモと逆の結果になっている気がします。また、「途中で起きた」というメモに対して中途覚醒がないのは気になるところです。
Sleep Betterの結果
睡眠効率が90%ほど低いかな?という印象ですが、それ以外は大体印象通りです。目覚めの割合も1日目の5%に比べて、10%と高くなっており、「途中で起きた」というメモの結果と合致しています。
結果的にこの日も私の睡眠メモと同じ結果になっていると思います。
3日目
計測3日目、私が目覚めた時の睡眠メモは以下のとおりです。
「寝起きは完璧。良く眠れた日。筋トレした日。」
Sleep Meisterの結果
眠りが深い状態が続いており、かなり良く寝れた日になっています。この睡眠効率はメモ通りですが、入眠までの時間に22分弱もかかっていないのでは?という印象です。
やはりこの日も「アプリの睡眠結果と自分の睡眠メモが合っていない」気がします。
Sleep Betterの結果
こちらも深い睡眠の割合が3日間の中で最も高く、目覚めもほとんどなかったという結果になっています。入眠までの時間も早く、私が感じた通りの睡眠結果になっていました。
測定結果のまとめ
私としては思っていたほど大きな差は出なかったという印象です。もし、睡眠アプリ毎に結果がバラバラになったら、「結局睡眠アプリなんか当てにならないなー」と思ってしまったところでしたが、そうならなくて良かったです。笑
ただ、Sleep Betterの方が入眠までの時間や目覚めの時間が正確な気がします。正確というか私の感覚と合っているという印象です。
なお、Sleep Misterには睡眠測定するための感度を変更することができる機能もあるため、それで微調整が必要かもしれません。
その他の比較
ここまでの比較結果としては、機能面は「Sleep Meister」で、肝心な睡眠効率を測る機能は「Sleep Better」という結果になっています。
こうなると、「Sleep better」の方が良いと良いたいのですが、Sleep Betterの最大の難点としては広告の表示回数が異常に多いということがあります。
下手すると、別の画面を開く度に広告が出るぐらいです。また、その広告は画面全体に表示される広告で、すぐ閉じれるものもあれば、5秒ぐらい待たないと消せないというものもあり、意外とめんどくさいです。(音が出る広告もあるので、夜寝る前に安易に設定しづらいです。)
一方、Sleep Meisterの広告表示は画面下に少し出ているだけなので、苦にはなるものではありません。
まー、Sleep Betterのめんどくさい広告は250円払って有料版にすれば、消せるそうです。ただ、そこまでしてなーというのは微妙なところです。
まとめ
2つの睡眠アプリを使ってみた私の感想としては「Sleep Meister」の方が使いやすいなという印象を持ちました。「Sleep Better」の無料版で広告表示がなくならない限りは「Sleep Meister」を使うと思います。
睡眠の結果自体は「Sleep Better」の方がより正確/自分の感覚に近い気がしています。ただ、睡眠アプリで大事なのは昨日と今日で自分の睡眠の質が向上したかどうか、もし向上してた場合は何か行動を変えたか(運動した、寝る前にストレッチした等)を把握するのが重要だと思います。
コメント
sleep betterの機能で「アラームの音をスマホのミュージックから選択する機能」は課金で有効になりますが、その点の注釈があるといいんじゃないでしょうか?
アナスタシア様>
コメントありがとうございます。ご指摘の通り文章を見直させていただきました。