iPhoneで格安SIMを使いたいと思ってネットで調べてみると、こんな疑問が出てきませんか?
「docomoやauのiPhoneには、直接格安SIMを差し込んで使えるみたいだけど、ソフトバンク(softbank)のiPhoneには格安SIMが使えない?」
そうなんです。docomoやauの場合、多少の制限(iOSのバージョンや自社回線を使ったMVNO)があるものの、iPhoneに格安SIMを差し込んで使えます。
しかし、ソフトバンクのiPhoneは格安SIMを差し込んで使えないのです。
iPhone6sとiPhone6s Plusは購入日から181日目以降であれば、SIMロック解除ができます。そのため、ソフトバンクのiPhone6s/6s Plusでもロック解除後は格安SIMを差して使うことができます。ソフトバンクのSIMロック解除に関する詳細はこちらの公式HPをご覧ください。また、iPhone6sのSIMロック解除の方法とメリットはこちらの記事を御覧ください。
とはいえ、月々の通信費が5,000円近く安くなることを考えるとソフトバンクのiPhoneでも格安SIMを使いたいですよね。
でも、SIMゲタとかファクトリーアンロックとかよくわからないし、無理やりiPhoneのSIMロックを外すなんてことはしたくない。
そこで、この記事は次のようなの方を読んでいただければと思います。
- 今使っているソフトバンクのiPhoneで格安SIMを使い、通信費を安く抑えたい。
- SIMゲタとかファクトリーアンロックとか、そんなややこしいことしたくない。というそんな単語を聞いたことがないし、よくわからない。
なお、ファクトリーアンロックなどの特殊な方法も含めてソフトバンクのiPhoneから格安SIMへの乗り換え方法まとめに興味がある方は以下の記事をご覧ください。

私は実際にソフトバンクのiPhoneから格安SIMに乗り換えた経験者です。私の実体験も交えて乗り換える方法と使い勝手についてお伝えしたいと思います。
なお、ソフトバンクの格安SIMがない理由と今後出そうかどうかをまとめた記事はこちらです。

ついに2017年3月22日から日本通信より格安SIMが販売されることとなりました。これによりSIMロック解除されていないソフトバンクのiPhoneとiPadでも格安SIMが使えるようになります。まだ詳細な料金や容量などは発表されていませんが発表され次第、本記事も更新したいと思います。
なお、現時点で公表されている情報の詳細は日本通信のプレスリリースを御覧ください。
日本通信からソフトバンクの格安SIM「b-mobile S」の詳細が発表されました。詳細はこちらの記事をご覧ください。

ソフトバンクのiPhoneで格安SIMを使うには?
この記事ではSIMゲタなど難しいことはせず、シンプルな方法でソフトバンクのiPhoneで格安SIMが使えるようにしたいと思います。
ソフトバンクのiPhoneで格安SIMを使うために準備することは2つです。
- ネット用に、WiFiルータ+格安SIMを買う
- 通話用に、ガラケー(ガラホ・フィーチャーフォン)を買う
では、順番にご説明します。
その①「WiFiルータ+格安SIMを買う」
まず、ネット用にWiFiルータと格安SIMを買います。
WiFiルータは格安SIMを差し込んで動作するタイプのものを選んでください。もし、良く分からなければ「SIMフリールータ」と呼ばれるものを選んでください。
SIMフリールータの中で人気なのは、Atermの「MR04LN」や「MR05LN」などです。デュアルSIMに対応しているなどが人気の理由ですが、詳細はこちらの記事を御覧ください。
ちなみに私は数年前に購入した日本通信のWiFiルータ(b-mobile4G WiFi3)を使用しております。
公式HP:http://www.bmobile.ne.jp/wifi3/
続いて、格安SIMの購入です。格安SIMは各社で特徴があるため、お好みのものを選んでください。注意点としては「データ通信用の格安SIM」を購入することです。
格安SIMはどの会社でも大体「データ通信用」と「音声通話用」の2種類が用意されています。今回、格安SIMを差し込んで使うWiFiルータは、データ通信のための機器です。
そのため、音声通話用の格安SIMをWiFiルータに差し込んでも通話ができないのでご注意ください。
なお、私のおすすめの格安SIMはBIC SIM(powered by IIJ)です。通信速度がどの時間帯、どの場所でも安定しているのが特徴です。詳細はこちらの記事をご覧ください。
また、最近ではUQ mobileもおすすめです。回線速度が本家のauより速い結果が出ているなど、格安simの中でも圧倒的に回線速度が速いです。
参考:本家超えの「UQ mobile」・苦戦続く「mineo」
ここまでで、今お使いのソフトバンクのiPhoneから、格安SIMが設定されたWiFiルータに接続すると、インターネットが閲覧できるようになります。
その②「通話用のガラケーを買う」
次は通話用のガラケーを買います。購入するガラケーはどのキャリアでも構いません。
私の場合は、当時2円携帯と呼ばれていたauの「GRATINA(グラティーナ)」を購入しました。こちらの記事でGRATINA 2をお得に手に入れる方法や維持費の目安について詳しくご紹介しています。
ただ残念ながら、私が購入した頃は2円で維持ができていましたが、今はauの毎月割の抑制などにより、2円維持が難しくなっています。
なお、他のサイトですが、今でもガラケーを1,000円前後で維持する方法はあるようですので、そちらを参考にしてください。
毎月の料金はどれぐらい安くなる?
WiFiルータとガラケーの両方持つなら、結局安くならないんじゃないの?と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、そんなことはありません。今回の方法とソフトバンクでiPhoneを使い続けた場合とを比較してみると、
◆今回の方法(ガラケー+WiFiルータ+iPhone)
・格安SIM :約1,000円/月(3GBプラン平均)
※WiFiルータは初期費として約2万円程度
◆ソフトバンク(Softbank)のiPhone
月々の差額は約5,000円ですので、年間で約6万円の節約になります。WiFiルータの初期費を考えても1年間で元が取れる計算になります。
この方法の注意点
もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、この方法はWiFiルータとスマホ(iPhone)とガラケーの3台持ちになります。
3台持ちの注意点は主に以下2つです。
- 持ち歩くのが大変(外出時はカバン必須)
- 3台すべての電池残量を気にする必要がある
電池残量に関して、ガラケーはほとんど充電が要りませんが、スマホとWiFiルータはほぼ毎日充電しなければなりません。
これが地味に面倒でスマホとWiFiルータの両方の電池が残っていないと、ネットに繋げないのです。その二つばかり気にしていたら、肝心なときにガラケーの電池が。。。。みたいなことが起きます。
というか、私が何度かそんな体験をしました。笑
WiFiルータの電池残量を抑える方法の一つとして、WiFiルータのスリープ機能があります。
スリープ機能とは、一定時間ネットを使わないとWiFiルータがスリープモードとなり、消費電力を抑えて電池の持ちが良くなります。ただし、その分スリープモード中は通信ができなくなるため、ご注意ください。
こちらの記事で、スリープ機能とは何かや日本通信のWiFi3ルータを使ったスリープ機能の設定方法を紹介してます。参考にしてください。
まとめ
今回ご紹介した方法では、SIMゲタ等のように何かの設定ミスでiPhoneが壊れるようなこともなく、ノーリスクで格安SIMに乗り換えることができます。
ただし、3台持ちになることが最大のネックです。正直、実用的ではないと言われても否定はできないです。笑
3台持ちが面倒くさい方には、白ロム端末を購入して格安SIMに乗り換えることをおすすめします。新しいiPhoneが使えるようになるし、格安SIMも使えて維持費が抑えられるという方法です。
最近、私の妻はがこの方法で乗り換えを行いました。私も絶賛検討中です。詳細は以下の記事をご覧ください。

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