家族で東京ー大阪間を移動して、旅行に行ったり、観光に行ったりする人は多いのではないでしょうか。
移動手段は新幹線とか飛行機など、色んなものがありますが、家族で移動するとなると、何が一番良いか難しいですよね。
そこで、東京−大阪間の移動手段を価格、時間等、7つの軸で比較してみました。また、各移動手段は家族構成によっても価格が変わるため、家族構成毎の価格も出してみました。
これから東京ー大阪間を移動しようとされている方の参考になれば幸いです。
東京ー大阪間の移動手段毎の比較表
移動手段について
まずは、東京ー大阪間の移動手段は「新幹線(のぞみ、ぷらっとこだま)」、「飛行機(ANA,JAL,LCC)」、「車」にしました。
その他にも手段はありますが、夜行バスは家族で使うのはちょっと、、、であったり、フェリーは徳島経由しないといけないので、比較するまでもないというものなので、やめました。
比較する軸について
比較する軸は7つにしました。価格や時間は当然ですが、今回は家族で移動することを考えて、渋滞や天候による「到着時刻ずれの可能性」や子どもが騒いだ時に気になる「周囲への気遣い」等を入れました。
どの軸を重視するかは家族構成などにもよりますが、参考にしてみてください。
5つの移動手段と7つの軸で比較した結果は以下の通りです。
移動手段 | 価格※ | 時間 | 移動時の負担 | 喫煙 可否 | 到着時刻ずれの可能性 | 予約の 必要性 | 周囲への気遣い |
新幹線 (のぞみ) | 12,340〜 14,450 | 約2時間半 | 少ない | 可能 (喫煙ルーム) | 低い | 必要 | 必要 |
新幹線 (ぷらっと こだま) | 10,300 | 約4時間 | 少ない | 可能 (喫煙ルーム) | 低い | 必要 | 必要 |
飛行機 (ANA,JAL) | 14,000〜 25,000 | 約1時間15分 | 少ない | 不可 | やや高い | 必要 | 必要 |
飛行機 (LCC) | 5,000〜 18,000 | 約1時間15分 | 少ない | 不可 | やや高い | 必要 | 必要 |
車 | 約8,500 (高速料金) 約5,000 (ガソリン) | 約6時間〜 約9時間 | 運転手のみ 多い | 可能 (SAやPA等) | 高い | 不要 | 不要 |
※価格は「平日、休日」や「閑散期、繁忙期」等、諸条件によって異なってくるため、大体の金額としてご覧ください。
新幹線(のぞみ、ぷらっとこだま)
新幹線(のぞみ)は、移動時の負担が少なく、到着時刻のずれも少ないこと等から、快適さでは最も良い手段だと思います。
気にある点として、周囲への気遣いが必要となりますが、子ども用のトイレがある車両近くは子ども連れの家族も多く、多少マシだと思います。
ただ、家族4人で往復すると、10万前後のお金が飛んでしまい、価格面では高い部類です。子ども料金については何歳まで無料か、何歳までは半額かをしっかり抑えておく必要があります。
新幹線の子ども料金について
新幹線に乗車する際の子ども料金は以下のようになっています。
区分 | 料金 | |
大人 | 12歳以上(中学生以上) | 大人運賃 |
子ども | 6歳~12歳未満(小学生) | 大人運賃の半額 |
幼児 | 1歳~6歳未満(小学生未満※) | 無料 |
乳児 | 1歳未満 | 無料 |
ざっくり覚えるとすると、6歳未満の場合は無料で、12歳未満は半額です。ただし、幼児で一人で席を確保した場合に、自由席なら無料ですが、指定席ではお金を取るなど、細かい条件があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

なお、ぷらっとこだまは、のぞみとは料金設定が異なっており、6歳以上の子どもが半額ではなく、6,800円という固定の金額になっています。ただ、6歳未満の子どもを膝に乗せると無料というところは、のぞみと一緒です。
飛行機
飛行機の利点は移動時間が短く、うまくやれば料金が安くなるというところです。ただ、空港は基本的に、住宅街から離れた場所に建設されやすいため、空港に行くまでに時間がかかる人も多いと思います。逆に、空港の近くに住んでいる人にはおすすめできる手段です。
ただ、飛行機の大きなデメリットは天候に大きく左右されて、下手すると欠航になってしまうことがあることと、移動中は完全禁煙になることです。タバコを吸うお父さんの場合は、せっかくの休日なのに、とてもつらい移動になってしまいます。
また、飛行機についても子どもが料金が設定されています。新幹線よりも無料になる年齢が低く設定されている為、注意が必要です。
子ども料金について
飛行機で設定されている子ども料金は、「ANA,JAL」と「LCC(格安航空会社)」で異なります。
ANA,JAL | LCC | 料金 | |
幼児 | 生後8日〜3歳未満 | 生後8日〜2歳未満 | 膝に乗せれば無料 |
小児 | 3歳〜12歳未満 | なし | 大人運賃の半額 |
幼児(3歳未満)の場合、ANA,JAL,LCCともに、大人の膝に乗せれば無料となっています。
小児(12歳未満)の場合、ANAやJALの場合は、大人運賃の半額ですが、LCCの場合は小児という考え方がないため、3歳以上は大人運賃ということになります。
車
車は家族の人数が増えてきた時に、最も安くすむ手段です。また、車の中であれば、周囲に気を使う必要もなく、子どもが騒いでも周りに迷惑をかけないメリットがあります。
ただ、ゴールデンウィークや年末年始の帰省ラッシュ時は渋滞が発生するなど、時間のずれや負担も増大するため、運転手(おそらく、パパ)は大変です。。。
家族構成毎の値段について
これまで見てきた通り、飛行機や新幹線には子ども料金が設定されているため、各移動手段でどれぐらいの費用となるのかを家族構成毎に見ていきたいと思います。
各移動手段の片道料金を家族構成毎で比較してみました。
移動手段 | 夫婦のみ | 夫婦+ 0〜3歳 | 夫婦+ 3〜6歳 | 夫婦+ 6〜12歳 | 夫婦+ 12歳以上 |
新幹線 (のぞみ) | 24,680〜 28,900 | 24,680〜 28,900 | 24,680〜 28,900 | 31,360〜 36,120 | 37,020〜 43,350 |
新幹線 (ぷらっと こだま) | 20,600 | 20,600 | 20,600 | 27,400 | 30,900 |
飛行機 (ANA,JAL) | 28,000〜 30,000 | 28,000〜 30,000 | 35,000〜 37,500 | 35,000〜 37,500 | 42,000〜 45,000 |
飛行機 (LCC) | 10,000〜 36,000 | 10,000〜 36,000※ | 15,000〜 54,000 | 15,000〜 54,000 | 15,000〜 54,000 |
車 | 約13,500 (高速料金+ガソリン) |
※表の見やすさを考慮し、この欄だけ2歳までの前提(子ども料金は無料)とさせて頂いてます。
この表でわかる通り、3歳〜6歳の子どもがいる家族では、飛行機よりも新幹線の方がお得になりやすいです。
また、移動手段を車とした場合、子どもが大きくなっても値段が変わらないです。そのため、子どもが大きくなって、子ども料金は無料や半額というものがなくなってきた頃から、移動手段を車にするというのも良いかもしれません。
まとめ
今回は3人家族での価格比較まででしたが、これが4人家族や5人家族となってくると、余計車の安さが際立ってくると思います。
子どもが二人とも小学生以上になっていて、車を持っている家族の場合は、車の選択肢が良さそうですね。(お父さんは大変そうですが笑)
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