確定申告書の書類を作成した後、確定申告書の送付方法について調べたところ、「万一の郵便事故に備えて、簡易書留で送るのが良い」ということがわかりました。
ところで、簡易書留って何でしたっけ?笑
お恥ずかしい話ですが、私はこれまで「書留」の郵便を受け取ったことはありましたが、「簡易書留」を出したことがありませんでした。
そこで、「簡易書留」について調べた上で、実際に利用してみました。
簡易書留について簡単にまとめると、以下の通りです。
簡易書留とは
- 簡易書留は確実に郵便が届いたことを確認できるサービス
- 基本料金に+310円で利用可能
- 万が一の事態が起きた場合は5万円まで賠償してもらえる
- ポストやコンビニからは出せない(郵便局の窓口から出す)
- 相手が不在でもポストには投函しない(直接受け渡し)
今回は「簡易書留とは?出し方は?」「書留は他にどんな種類があるか?送付方法や値段の違いは?」など、書留の基本についてご紹介します。
私と同じように「書留って何だっけ?」と思った方の参考になれば幸いです。
簡易書留とは?
書留とは?
簡易書留の前に、そもそも「書留」とは何かについてご説明します。
引き受けから配達までの郵便物等の送達過程を記録し、万一、郵便物等(ゆうパックを除きます。)が壊れたり、届かなかった場合に、原則として差し出しの際お申し出のあった損害要償額の範囲内で、実損額を賠償します。
引用 日本郵便
送り主としては確実に配達されたかどうかが記録されること、実損額を賠償してくれるのは、安心ですね。(実損額には上限があります)
また、書留で配達すると郵便の配達状況を確認できます。
インターネットの「郵便追跡システム」に「引受番号」(お問い合わせ番号)を入力すると、「引き受けた郵便局」、「最寄りの郵便局」、「配達先」に到着した時刻をそれぞれ追跡できます。
「引受番号」(お問い合わせ番号)は、書留を行った際に郵便局から渡される番号ですので、大事に保管しましょう。
簡易書留とは?一般書留や現金書留との違い
簡易書留とは、配達状況(引受、最寄りの郵便局到着、相手へのお届け)の記録、確認ができるサービスです。
書留は簡易書留以外に、全部で3種類あります。それぞれの特徴と違いについてご説明します。
- 簡易書留:引受と最寄りの郵便局到着時と配達のみ、記録します。万一の場合の賠償額は補償額も5万円以内で、一般書留より安価です。
- 一般書留:引受から配達までの送達過程を記録します。万一の場合の賠償額は支払う料金に応じて変動します。
- 現金書留:現金を送るための専用書留です。専用の封筒があり、のし袋も入る大きさです。
簡易書留は引受と最寄りの郵便局到着時と配達のみを記録することで、配達料金を抑えているのが特徴です。簡易書留は+310円で送ることができます。
料金の詳細は日本郵便のホームページをご覧下さい。
参考 国内の料金表|日本郵便
簡易書留の出し方、送り方
郵便物を用意する
まずは簡易書留を利用する郵便物を用意してください。封筒の大きさは決まりがありません。何でも良いです。
また、切手は貼っていても貼らなくてもどちらでも構いません。簡易書留は郵便局で支払い手続きをするため、その時に合わせて支払えばOKです。
郵便局に持って行く
簡易書留は郵便局からしか出せません。そのため、郵便局に郵便物を持って行く必要があります。
郵便局で簡易書留を出すと、「書留・特定記録郵便物等受領証」を受け取ります。受領証にお問い合わせ番号が記載されていますので、大切に保管しましょう。
簡易書留はゆうゆう窓口でも取り扱っています。ゆうゆう窓口は郵便局によっては24時間営業されています。
お近くの郵便局を探して、ゆうゆう窓口の営業時間を調べてみてください。
ちなみに、コンビニやポストからは出せませんのでご注意ください。ポストに簡易書留と書いて、必要な料金の切手を貼っても普通郵便として取り扱われてしまいます。
配達状況の確認
簡易書留は以下の3点の記録を行なってくれます。
- 郵便物を引き受けた記録
- 最寄りの郵便局に到着した記録
- 配達先に荷物を届けた記録
上記3点の配達状況は「郵便追跡システム」に「引受番号(お問い合わせ番号)」を入力すると、確認することができます。
配達完了メール通知サービスの申し込み
日本郵便の書留では配達完了通知をメールで受け取るサービスがあります。もちろん、無料です。
先ほどの「郵便追跡システム」で「お問い合わせ番号」を入力した後、画面下にある「配達完了メール通知サービスのお申し込み」ボタンを押下してください。
次の画面でメールアドレスを入力すれば、OKです。
配達が完了すると、以下のようなメールが届きます。
簡易書留は配達先の相手が不在ならポスト投函?それとも差出人に戻される?
これまでの説明の通り、簡易書留は相手に確実に届いたことを記録、通知するサービスです。
そのため、配達先の相手が不在だった場合に、相手のポストに投函しません。あくまで、直接手渡しを行い、確実に受け取ったことを証明する受領印をもらいます。
不在確認後、郵便局での保管日数は7日間
配達先の相手が不在だった場合、郵便局で保管してくれる日数は7日間です。
そのため、7日間以内に相手に配達できない場合は差出人に戻ってきてしまいます。(返送料は発生しません。)
簡易書留を出す前には、配達先の相手が長期不在しないかなどの予定も確認したほうが良いですね。
ちなみに、郵便局のコールセンターに延長の連絡をすれば最大3日の延長できる場合があります。一度連絡してみてください。
簡易書留の配達日数
簡易書留の配達日数は、速達であれば速達の日数、通常郵便であれば通常郵便の日数となります。
通常郵便は全国の一部地域をのぞいて2~3日で届くのが一般的です。速達は夕方までに出すと大体、翌日には到着します。
詳細は日本郵便のホームページでご確認下さい。
参考 お届け日数を調べる
簡易書留のまとめ
簡易書留とは、配達状況(引受、最寄りの郵便局到着、相手へのお届け)の記録、確認ができるサービスです。
確定申告書などのように相手に確実に届けたいという場合に利用すると便利です。料金は郵便料金に+310円で出すことができます。
簡易書留はポストやコンビニから出せないですが、ゆうゆう窓口でも取り扱っているため、郵便局によっては24時間いつでも簡易書留を出すことができます。
参考 書留|日本郵便
コメント